自家製ポーション屋経営シム『Potionomics』10月18日発売へ。デッキ構築で客と交渉、少しでも高く売りつけろ

 

パブリッシャーのXSEED Gamesは9月7日、『Potionomics』を日本時間10月18日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Potionomics』はデッキ構築型店舗経営シミュレーションだ。舞台となるのは、たくさんの冒険者とパワフルな魔法でにぎわう幻想的な島、Rafta。本作の主人公は一文無しの見習い魔法使い、Sylviaだ。彼女は、亡くなってしまった叔父が経営していたポーションショップを引き継ぐことになる。プレイヤーは、Sylviaの経営者としての交渉術やポーション製作の技術を磨き、島の仲間と協力しながらRaftaで一番のポーションショップを目指していくこととなる。

本作ではポーションの調合、販売、それに伴う客や他店主との交渉、交渉を有利に進めるためのデッキ構築がおもな要素となるようだ。まずポーションの調合については、Raftaで手に入れられる素材を組み合わせてレシピを作っていくとのこと。発売日の発表に際して公開されたトレイラーにおいても、キノコのようなものを配合した回復薬に生物の頭蓋骨とみられるものを追加すると、解毒薬に変化する様子が見られる。ポーションの調合に虫や魚といった生き物の素材から、果物や鉱石のようなものまで幅広い素材を組み合わせていくことになりそうだ。


調合したポーションは店で販売することになるのだが、訪れる客は鎧を着た英雄や魔法使い、道化師など多種多様。客の要望をくみ取り、優位に交渉を進めていくと価格を上乗せして販売することができるようだ。

客との交渉を優位に進めるために重要となるのが、デッキの構築だ。交渉にはターン制が導入されており、要望や忍耐強さが異なる客に対して適切なカードを切っていくことが鍵となりそうだ。たとえば、客の興味の度合いを引き上げるカードや、価格を数パーセント引き上げるカードが登場するとのこと。それと同時に、交渉にはSylviaのストレス値も考慮しなければならないという。価格の引き上げとSylviaの精神衛生のバランスをとることがプレイヤーには求められそうだ。


店を訪れる客と友好的な関係になるとポーションの素材を販売してくれたり、収集に協力してくれたりといった恩恵があるとのこと。また、特定のキャラクターと一定以上の関係性になるとロマンスにも発展するようだ。さらに、店の内装も変更が可能。ポップな外見にするだけではなく、特定のアイテムによってポーションの価格が上がったり、調合にかかる時間を短縮したりすることもできるようだ。


本作のパブリッシャーXSEED Gamesと開発を手がけたVoracious Gamesは、10月3日から10日にかけて開催されるイベント、Steam Next Festに参加することを発表している。イベント期間中には本作を紹介するストリーミング配信や、ゲームの世界観を垣間見ることができる体験版を配信する予定とのことだ。

『Potionomics』はPC(Steam)向けに日本時間10月18日発売予定。