一人称視点ホラー『SANRI』正式発表。統合失調症患者として、薬を飲みながら妄念に苛まれるサイコロジカルホラー


トルコのデベロッパーLIGHTWORKER GAMESは9月6日、一人称視点のサイコロジカルホラーゲーム『SANRI』を正式に発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『SANRI』は、現実と妄想の間で揺れる主人公を描いた一人称視点のホラーゲームだ。妻とキャンプに来ていた主人公。目が覚めると、一緒にいたはずの妻の姿が消えていた。行方のわからなくなった妻を探すため、主人公は懐中電灯を手に、ひとりで暗い森の中を探索することになる。謎を解いて妻を見つけ出すのがこのゲームの目的だ。周囲を散策してアイテムを集めたり、カメラで写真を撮ることで謎の手がかりが得られるという。


主人公は統合失調症を患っており、現実と区別のつかない妄想に苦しめられている。ゲーム中では、主人公の妄想が実体化して主人公に襲いかかってくるようだ。トレイラーでは大きく口を開き、プレイヤーめがけて迫り来る異様な「人の姿をした何か」が確認できる。これらの実体化した妄想から逃げ、時には立ち向かいながら探索を進めていくようだ。これらの妄想は、アイテムとして取得できる「抗精神病薬」を使うことで抑えられる。

トレイラーには夜の森のほかにも、何者かが徘徊する無人の病院や、気味の悪い肖像画がいくつも並ぶ長い廊下を探索するシーンが含まれている。しかしこれらのロケーションは、本当に主人公が今いる場所とは限らない。時間や場所といった現実に対する認識が歪んでしまった主人公にとって、どこまでが現実で、どこからが妄想なのか。はたして主人公は、配偶者を見つけることができるのだろうか。


『SANRI』はPC(Steam)向けに現在開発中。ストアページの記載によれば、2022年中のリリースを予定している。