ゾンビサバイバルRPG『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』発表。マイルド表現だけど少し怖い、イシイジロウ氏手がける重厚ゾンビドラマ

パブリッシャーのケムコは8月31日、ゾンビサバイバルRPG『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』を発表した。ゲームクリエイター・イシイジロウ氏による企画・原案・監修のもと、ヒットポイントが開発を担当する。

パブリッシャーのケムコは8月31日、ゾンビRPG『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』を発表した。ゲームクリエイター・イシイジロウ氏による企画・原案・監修のもと、ヒットポイントが開発を担当する。2022年秋にiOS/Android向けのリリースを予定し、2023年にはコンソール向けの移植もされるようだ。

『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』はタイトルに含まれるとおり、ドット絵で描かれたゾンビRPGだ。ストーリーなどの詳細は今のところ不明だが、 “ゾンビ作品は好きだけど、アクションや猟奇的な表現は苦手。でも、ゾンビゲームで遊びたい”という層に向けた作品になっているようだ。スクリーンショットを見る限り、グロテスクな表現は控えめで、ドット絵や低めの頭身のおかげかホラー作品的な怖さは薄れている。そうしたマイルドなホラー表現の一方で、「すこしホラー」は味わえるとのこと。また、バトルはコマンド式のシステムとなっており、ゾンビとの戦闘もじっくりと考えておこなうことができる。まさに、アクションや猟奇的な表現が苦手な人間でも楽しめる作品だろう。


本作はゾンビを撃つことの爽快感やさまざまな倒し方といった部分ではなく、ゾンビ作品におけるドラマ性を重視しているとのこと。生存者との出会いと、それによって展開する人間ドラマ。そして、危機的状況で物資を入手したことによる安堵感といった、ゾンビものらしい体験が味わえるようだ。マイルドなホラー表現、コマンドバトルRPGなどゾンビ作品として一風変わった要素を備えながらも、ゾンビ作品の持ち味のひとつである人間ドラマを堪能できそうだ。

そんな『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』の企画・原案・監修を担当するのは、『428 〜封鎖された渋谷で〜』などを手がけたイシイジロウ氏だ。現在は、アニメやドラマの原作などへと活動の幅を広げるほどシナリオ面で評価されるイシイ氏だけあって、本作の特徴であるゾンビジャンルにおけるドラマ性にも期待が持てる。その一方で、シナリオだけではなくコマンドバトルでゾンビと戦う、特徴的なゲームプレイ面にも期待したい。

なお開発については、『ねこあつめ』や『旅かえる』を手がけたヒットポイントが担当。ケムコxイシイジロウxヒットポイントの異色の組み合わせでゾンビゲームが作られるという点も、本作の魅力になるだろう。

『ゾンビ・オブ・ザ・ドット』は2022年秋にiOS/Android版をリリース予定。コンソール版が2023年に予定されている。

Koutaro Sato
Koutaro Sato

何でも遊びますがメトロイドヴァニアとトレハン、ゲーム内の釣りが大好物。クリエイターやプレイヤーの人となりと、彼らが生み出す盛り上がりが大好きです。

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