インディースタジオLibragamesは8月26日、『犬神ディフェンダーズ』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で2023年リリース予定。本作は、手軽さとリプレイ性が特徴のタワーディフェンスゲームになるという。
『犬神ディフェンダーズ』は1匹の犬神とユニットを使い、攻めてくる敵を倒すタワーディフェンスゲームだ。画面左から襲来する敵を、こちらが配置した6体のユニットが迎撃。撃破された敵は魂と化し、犬神を使ってそれを回収することができる。そして、回収した魂で自軍を強化していき、30WAVEを守り抜くことが目標となる。
本作で自軍に関与するのは、リーダー、犬神、ユニットの3つの要素となるようだ。リーダーは自軍の最後尾に位置しており、そこまで敵が到達するとダメージを受けることになる。画面右上にあるライフがなくなれば、おそらくゲーム終了ということだろう。犬神は前述のとおり、倒した敵がドロップする魂を拾うことが役割だが、魂を拾っている間、自軍が無防備になるとのこと。拾うべきか機を待つべきか、その判断がその後の展開を分けることになりそうだ。
そして、先陣に立って敵と戦ってくれる6体のユニットにはクラスが存在し、剣や斧といった近接武器を持ったものや、弓、銃などの遠距離武器を持ったものが確認できる。本作の特徴的なシステムの1つとして、6体のユニットそれぞれに攻撃と修行のモードが用意されている。攻撃を選択すれば自動的に攻撃、修行を選択すれば徐々に経験値が溜まり、レベルアップできるという。このモード切り替えで、こちらの余力のある敵に対しては最小戦力で臨み、強敵に対してレベルアップしたユニットで備えるのが戦術の1つになるのだろう。シンプルながらも効率的なプレイが求められるようだ。
これらの要素を組みあわせ、押し寄せる敵軍に立ち向かっていくことになる。リーダーには特性があり、クラスによっても特徴があるようで、それらの構成によってさまざまな戦略が生まれそうだ。正解の構成を見つけたとしても、魂を集めた際のボーナスがランダムということも相まって、思いどおりにならない部分もあるだろう。しかし、シンプルな操作性も手伝って、もう1回、を繰り返すことになりそうだ。
本作を手がけるLibragamesは国内のゲームスタジオだ。過去作としては、本作同様にタワーディフェンスゲームとして『Reverse Defenders』を制作していた。前作とはまた異なるテイストの防衛劇が繰り広げられるだろう。ちなみに本作は、『犬神ディフェンダーズ』というタイトルなのに、犬神の役割が魂を拾うこと以外に現状判明していない。何か別の役割があるのか、現段階で確認できるかわいい柴犬以外にも犬神は出てくるのか、犬派にとっては気になるところだ。Libragamesの個人制作者Nes氏が犬好きとのことで、さらなる犬神の登場も期待したい。
『犬神ディフェンダーズ』は、PC(Steam)向けに2023年リリース予定だ。