オープンワールド・ローグライトACT『Ravenbound』発表。死ぬたびに受け継がれていく力、刻々と変化する北欧神話世界で使命を果たせ
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デベロッパーのSystemic Reactionは8月24日、オープンワールドローグライトアクション『Ravenbound』を発表した。 対応プラットフォームはPC(Steam)。
『Ravenbound』は、オープンワールドローグライトアクションだ。舞台となるのは北欧神話に着想を得たとされるファンタジー世界、アヴァルト。プレイヤーは古代の神々により強力な武器「ワタリガラス」を授けられた“器”として、アヴァルトに巣食う闇の勢力を排除するべく冒険していく。“器”には一つの命しか授けられていないため、一度死亡するごとに次の“器”としてゲームを攻略していくようだ。
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本作では装備する武器や防具、魔法がカードとして登場。プレイヤーはデッキを構築することによって戦いを有利に進めていくことができるという 。フィールド上では、新たなカードを獲得していく機会があるようだ。一方、死亡した場合には、次の“器”にカードの引継ぎも可能とのこと。引き継いだカードを利用して対策を講じていくことが、アヴァルトを生き抜く鍵となるのだろう。
アヴァルトはオープンワールドとなっており、徒歩またはワタリガラスの翼を利用して移動することができるようだ。トレイラーにおいても、ワタリガラスとして空中を飛行する様子が確認できる。プレイヤーはワタリガラスに変身できるのかもしれない。また、アヴァルトに存在する敵・地形・ミッションは刻々と変化していくとのこと。そのため、プレイヤーはそうした状況に臨機応変に対応することが求められそうだ。さらに映像では、さまざまな構造のダンジョンのようなエリアも確認できる。
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北欧神話がモチーフの本作では敵として、トロールやフルドラ、ドラウグなどの伝承上の生き物が登場するという。そしてそれらとの戦闘においてプレイヤーは、デッキにセットした装備を駆使して、高速の近接戦を繰り広げていくとのこと。またトレイラーには双剣、太刀、片手剣、斧などの武器が登場。クリーチャーの攻撃を回避しながら剣で突いたり、斧を両手に持ちながら斬撃を加えたりするなど、各武器の特徴を活かした戦闘が確認できる。
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開発を手がけるSystemic Reactionは、 Avalanche Studios Groupの傘下として設立されたスタジオ。 過去には、マルチプレイヤーFPS『Second Extinction』やオープンワールドシューター『Generation Zero』などを手がけている。 今までシューター系のジャンルを手がけてきた同スタジオにとって、ゲームプレイや世界観の大きく異なる『Ravenbound』の開発は新たな試みとなりそうだ。一方で、アヴァルトのグラフィックはリッチに描かれておりオープンワールドゲームの開発手腕は活かされている様子。美麗に描かれる北欧神話世界での冒険を楽しみにしたい。
『Ravenbound』はPC(Steam)向けに発売予定。