Nintendo Switch専用“テーブル筐体”を制作した人物が現れ注目集める。クラシックゲームなどを当時の雰囲気で楽しめる

Image Credit: パソケード

Nintendo Switchを懐かしのテーブル筐体でプレイできる、本格的な製品が一部で注目を集めているようだ。PC内蔵アーケード筐体専門ショップ・パソケードを運営する株式会社いっとくが、8月12日にその試作品を公開している。

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テーブル筐体とは、1970年代に登場したアーケードゲーム筐体だ。まさにテーブルのような筐体デザインとなっており、透明なガラス製の天板の下にモニタが設置。そして側面部分にゲームを操作するコントロールパネルが配置されている。当時は喫茶店などに設置され、一世を風靡したタイトーの『スペースインベーダー』などをプレイできたことで知られる。

今回株式会社いっとくが公開したのは、Nintendo Switch専用となるテーブル筐体の試作品だ。筐体自体は既製品を流用しているようで、モニタには22インチのフルHD液晶を搭載。コントロールパネルには、6ボタン式の1P/2Pがまとめて配置されている。なお、100円を投入するとAボタンが反応する仕掛けもあるそうだ。そのほかヘッドフォン端子や、外部コントローラーを接続するためのUSB端子も用意されている。

公開された映像を見ると、テーブル筐体から伸びるUSBケーブルをNintendo Switch本体に挿して、モニタに映像を出力していることが分かる。コントロールパネルも同時にUSB接続されるということだろう。6ボタンにはABXYLRボタンが割り振られており、中央にある赤と黄色のボタンは1P側の+-ボタンとなる。ZL/ZRやHOMEボタンなどは、コントロールパネル横の筐体側面に配置。キャプチャーボタンは省略されたようだ。

映像では、『ウルトラストリートファイターII』や『SEGA AGES ゲイングランド』『忍者じゃじゃ丸くん』をプレイ。こうしたタイトルは問題なくプレイできる様子である。Nintendo Switchでは、ほかにも『アーケードアーカイブス』シリーズの作品など、テーブル筐体に似合いそうなタイトルが多数配信中。『スペースインベーダー インヴィンシブルコレクション』を購入すれば、オリジナル版の『スペースインベーダー』もプレイできる。

このNintendo Switch専用テーブル筐体を手がけた株式会社いっとくは、アーケード筐体にPCを内蔵し、PCゲームを楽しめるように改造して販売するパソケードを運営している。使用する筐体は、ノアールキャビネットやブラストシティ、あるいは特定のアーケードゲーム専用の筐体などさまざま。そしてテーブル筐体のものも扱っている。つまり、こうした改造はお手のものというわけだ。

今回手がけたきっかけは、あるゲーマーが“アーケード筐体型のNintendo Switchドック&モニタ”を想像して描いたイラストのツイートを見たことだそうだ。ただ、現時点ではあくまで試作品であり、ほかの製品のように販売はしていないとのこと。パソケードの公式サイトでは、ほかにもさまざまな筐体が掲載されているので、興味のある方は覗いてみてはいかがだろうか。



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