オープンワールド・サッカーRPG『Soccer Story』発表。サッカーが禁じられた世界で、ボールを蹴って人々と繋がる大冒険

No More Robotsは8月12日、『Soccer Story』を発表した。『Soccer Story』は、サッカーをテーマにしたオープンワールドRPGだ。コンソール版の日本でのリリースも計画しているとのこと。

パブリッシャーのNo More Robotsは8月12日、PanicBarnが手がけるオープンワールドRPG『Soccer Story』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|Sで、2022年内に配信予定。Xbox Game Pass向けにも提供される。

『Soccer Story』は、サッカーをテーマにしたオープンワールドRPGだ。本作の世界では、The Calamityなる厄災によりサッカーの存在が危機にある。その出来事以来、Soccer Inc.(サッカー社)は人々にサッカーボールを蹴ることはおろか、サッカーボールを見ることすら許さないという。

本作にてプレイヤーは、そんなサッカーというスポーツが禁じられた世界にて、サッカーの救世主となる。突然現れた魔法のサッカーボールに選ばれた存在として、人々にサッカーの素晴らしさを思い出させ、世界にふたたび調和をもたらすために冒険するのだ。公開されたトレイラーでは、ビーチや森、洞窟、競技場などさまざまな環境が確認できる。本作はオープンワールドゲームとのことなので、そうしたエリアを自由に冒険できるのだろう。


本作には、何かしら“ゴール”に絡むクエストやサイドミッションが多数用意され、プレイ時間にして15時間以上のボリュームがあるという。さらに、多様なアクティビティやイベントにも参加可能。トレイラーでは、サッカーボールを蹴って的に当てたり、四方に配置されたゴールに決めたり、あるいはパスやシュートを武器にJRPG風のバトルをおこなったりなどのシーンなどがみられる。必ずしもサッカーそのものだけでなく、ボールを蹴っておこなうゲームプレイがさまざま用意されるようだ。

プレイヤーは、さまざまなチームと試合をおこないながら、サッカー選手としてのキャリアを積み、そして物語を進めていく。試合では、サメや幼児、年金受給者、忍者など、風変わりなチームが登場するそうだ。またトレイラーでは、幽霊のような人物を助けて、ふたたび大会に出られるようにしてあげているシーンがある。自らのチームの選手たちは、クエストをこなしながら集めていくことになるのかもしれない。


トレイラーではそのほか、主人公のシューズが収集要素のひとつになっていることがうかがえる。着用するシューズの種類によって、スライディングタックルをおこなえるなどのスキルが使用可能になる模様。また、主人公やチームメイトたちの各種ステータスをアップグレードする要素も存在するようだ。

なお、本作にはローカルでの2人対戦モードも収録される。本作に登場するチームおよび“動物のキャプテン”たちから選択し、サッカーの試合をおこなうモードだ。本作は、カジュアルなサッカーゲームとしても楽しめるわけだ。


本作を手がけるPanicBarnは、移民をテーマにしたダークコメディRPG『Not Tonight』シリーズを手がけたことで知られる、イギリスに拠点を置くデベロッパーだ。同シリーズ以前には、モバイル向けサッカーゲーム『Tiki Taka Soccer』シリーズなどをリリースしていた。『Soccer Story』については、『Golf Story』と『マリオストライカーズ』を組み合わせたような作品として開発中だそうだ。

『Soccer Story』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに、2022年内に配信予定。Xbox Game Pass向けにも提供される。販売元No More Robotsによると、コンソール版の日本でのリリースも計画しているとのこと。一方で、日本語対応については未定。サッカー人気の高い国を十分に把握していないため、対応言語は本作への反響次第だという。本作に対して日本から良い反応があれば、日本語ローカライズについて間違いなく検討するだろうとのことである。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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