2.5D武士アクション『The Devil Within: Satgat』発表。悪魔の血宿す半デビル武士が、滅亡した世界を駆け巡る

 

韓国のデベロッパーNewcore Gamesは8月9日、新作2.5Dアクションアドベンチャー『The Devil Within: Satgat』を発表した。対応プラットフォームは PC (Steam)。リリースは2023年を予定している。

本作は、悪魔の血が流れる武士の旅を描いた横スクロールアクションアドベンチャーだ。舞台となるのは、仮想の東洋。世界はある日突然現れた「黒石塔」から流れるエネルギーを利用し、飛躍的な発展を遂げていた。一方で、エネルギーに引き寄せられた悪鬼によって世界は滅亡してしまう。プレイヤーは武士の最後の生き残りとなって、人間の生存者を捜索。悪鬼を倒しながら滅びた世界の秘密に迫っていく。

本作では破壊されつくした都市や、生い茂ったジャングル、乾燥した砂漠地帯などのロケーションが登場するようだ。黒石塔の力による次元のゆがみで複雑に連結してしまった世界が、このゲームの舞台となる。それぞれに終末世界的な要素が足されており、美しいグラフィックの中にも荒廃した雰囲気が盛り込まれる様子だ。8月9日に公開されたトレイラーでは、壁がひび割れた地下鉄の駅構内や骨格がむき出しになったビル群、建設途中の地下道のようなエリアなどが登場。滅亡前の人類の文明レベルがうかがえる。


主人公は悪鬼との戦闘で、剣術や射撃術を駆使していくようだ。敵となる悪鬼は人型から機械昆虫のような姿までさまざま。トレイラーでは、切り裂く太刀筋が派手に輝き、空中攻撃や回避・ガードなどを盛り込んだ戦闘が確認できる。爽快感のあるアクションが期待できそうだ。


また、ゲームを中盤まで進めると、制御不能な力により主人公の見た目が変化する「悪鬼化」という状態が発生するとのこと。この状態では四つの属性を持つ新しいアクションが解禁されるそうだ。トレイラーの後半ではボスとみられる相手を倒した後、主人公が相手の力を吸収して左腕に宿す場面も。これも「悪鬼化」に関連する力のひとつかもしれない。幅広い攻撃手段をアンロックするようなシステムをうかがわせる。ただし、敵である悪鬼の力を行使する主人公の身体は、旅が進むにつれて悪に侵食されていくそうだ。己の中で膨らむ悪鬼を御す方法の探究も、主人公の目的のひとつとなるのだろう。

『The Devil Within: Satgat』はPC(Steam)向けに2023年発売予定。また、時期は未定であるがPS4やPS5などのコンソール向けにも発売を予定している。