特撮映画風横スクロールSTG『Squad 51 vs. the Flying Saucers』今秋配信へ。地球外生命体に立ち向かう人類の戦いを、実写ドラマと共に描く


パブリッシャーのWhisperGamesは8月9日、Loomiartsが手がける横スクロール・シューティングゲーム『Squad 51 vs. the Flying Saucers』を、今年の秋に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One。なお本作は、『Squadron 51』というタイトルで発表されていたが改題されたようだ。

『Squad 51 vs. the Flying Saucers』は、1950年代のSF映画作品から影響を受ける横スクロール・シューティングゲームだ。本作の世界では、地球外生命体が地球に進出しており、ザログ大帝率いるベガ・コーポレーションが人類を搾取。何らかの野望を実現しようとしている。そこで人類は、精強な戦士たちが結集したSquadron 51(第51戦隊)を編成。邪悪な企みを打ち砕くべく出撃する。

本作には、雪山や密林、市街地など全11ステージが収録。ゲームプレイとしてはクラシックなスタイルのシューティングゲームとなっており、空飛ぶ円盤などの敵機体を倒し、またステージに配置されたギミックをかわしながらステージを進んでいく。プレイヤーは、性能の異なる4種類の機体から選択可能。また、メインのショットに加え、スペシャルウェポンも装備できるという。

このほか、本作は2人協力プレイにも対応。2P側のプレイヤーはいつでも参戦でき、一緒に稼いだポイントは、新たな武器やアップグレードに活用可能とのこと。また、シューティングゲームの初心者からベテランまでが楽しめる難易度システムも用意される。


ゲーム画面は全編モノクロで表現され、さらに機体やステージ内のオブジェクトなどは、模型のような質感になっていることが特徴だ。これに実写のような背景と、派手に飛び散る火花などのエフェクトが合成されたようなゲームプレイ映像は、まるで昔ながらの特撮のような雰囲気である。

また、カットシーンでは実写によるドラマが展開。どことなくB級映画感が漂うものの、インディーゲームとして考えると異例の力の入れようだ。先述したように、本作は1950年代のSF映画から影響を受けている。これらのレトロでチープな表現は、あえて狙ってやっているのだろう。


本作を手がけるLoomiartsは、ブラジルに拠点を置くインディースタジオだ。本作の開発は、スタジオ設立前の2016年から開始され、当初は2018年に発売予定だった。その後延期され、2021年にはKickstarterでのクラウドファンディングに失敗するも、WhisperGamesが販売元となり今年発売できることとなったようだ。

影響を受けたという1950年代のSF映画としては、「宇宙戦争」「ボディ・スナッチャー」「プラン9・フロム・アウタースペース」「遊星よりの物体X」といった作品が挙げられている。またゲームプレイ面においては、『グラディウス』および『サンダーフォース』シリーズ、『Sine Mora』を参考にしているとのことである(関連記事)。

『Squad 51 vs. the Flying Saucers』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに、今年の秋に配信予定だ。なおコンソール版の国内発売の有無については、現時点では不明である。