『ゼノブレイド3』で、ロープを渡れず奈落の底へ落ちるプレイヤーたちが目撃される。あのギミックの“あるある”

『ゼノブレイド3』にて、広大な世界で探索に勤しむ一部ユーザーたちが、ロープを上手く渡れずに落ちまくっているようだ。大体あのギミックのせい。

任天堂は7月29日、モノリスソフトが手がけるRPGシリーズ最新作『ゼノブレイド3』を発売した。発売からまだ間もなく、多くのユーザーが寝る間を惜しんでプレイしていることだろう。そんな中、広大な世界で探索に勤しむ一部ユーザーたちが、ロープを上手く渡れずに落ちまくっているようだ。なお本稿ではゲーム本編のフィールドギミックのネタバレを含むため、注意してほしい。



『ゼノブレイド3』の舞台となるのは、果てなき広大な大地が広がる世界「アイオニオン」だ。アイオニオンではケヴェスとアグヌス、ふたつの巨大な軍事国家で相争っている。それぞれの国家に属し生きるために戦ってきた6人の兵士たちは、とある出来事をきっかけに共に手を取り合い、自らが生きる世界の真相を確かめる旅路を歩んでいく。

旅の道中には、広大な草原が広がるミリク平原や砂嵐が舞う砂漠地帯のイーグス荒野、巨大な植物が生い茂るモルクナ大森林など、雄大な景色が広がっている。そこにはまだ見ぬアイテムや強敵が待ち受けており、ただひたすら目的地を目指すのではなく、世界の隅々まで探索するのもまた一興である。そうした探索の幅を広げる役目を担っているのがフィールドスキルだ。

フィールドスキルは、今まで行けなかった場所へ移動可能になる便利スキル。特定のクエストをクリアして習得することで、ツタを使って崖を登れるようになったり、砂漠の流砂を渡れるようになったりと、探索範囲が広がっていく。それらスキルのうちのひとつが「ロープスライド」。高所から張られたロープの上を滑り降りることが可能になる移動スキルである。しかしながらこのロープスライドは、フィールドスキルの中でもやや取り扱いが難しいとされている。使い所を誤り、死へいざなわれたプレイヤーも少なくないようだ。

ロープスライドが使用できる場所の目印となるのは、軍が放置していったロープの射出装置だ。各フィールドの山頂や崖付近などには、遠く離れた大地同士を繋ぐ架け橋としてロープが張り巡らされている。そのロープには乗り物が吊り下げられておらず、ジップラインのような滑車も設けられていない。そこで己が足でロープを滑り渡るロープスライドの出番というわけだ。

しかしながらこのロープスライド、RPGにしてはなかなかアクション要素強めな使用感になっている。使用する際は“射出装置を調べる”のではなく、操作キャラクターが“ロープに直接飛び乗る”必要があるのだ。そのうえ飛び乗り可能な面積はロープゆえにかなり狭め。その結果、足場を滑らせてロープ乗りに失敗してしまう兵士たちが生み出されているのだ。おまけにロープが張り巡らされているのは、大抵絶景が拝める断崖絶壁の高所。惜しくも足場を滑らせたプレイヤーが行きつく先は、奈落の底である。

またロープスライドの利用場所の中には、ロープからロープへ飛び移り、さらにロープからジャンプすることで、ようやく足場の狭い孤島へと辿り着けるような仕掛けも隠されている。ただでさえ落下する兵士が少なくないギミックを連続してクリアせねばならない。ジャンプするタイミングや落下位置を細かく調整する必要がある難度の高いギミックは、ロープスライドにおけるエンドコンテンツといえるかもしれない。SNSで「ロープスライド」と検索すると、数はそれほど多くないながら、ロープスライドでやらかした人々の悲鳴が共有されている。そうした“あるある”共有も楽しみだろう。

なお、そうしたロープスライドに苦戦するユーザーの間では、ロープに上手く飛び乗るコツが共有されている。まずはできる限りカメラを上アングルへ。その後一旦射出装置に乗り、ロープとキャラクターが直線状になるように微調整する。その後射出装置から正面のロープに向かって移動すれば、操作キャラクターが自動的に射出装置とロープとの段差を降り、ジャンプ操作せずともすんなりロープに乗っかれるという算段だ。同じように足場を滑らせまくっているユーザーはぜひ試してもらいたい。何より、ロープスライドを使用する際は慎重かつ丁寧に取り組もう。


ちなみに『ゼノブレイド3』には、今回のフィールドスキルを活用する複数の探索要素が存在する。多彩な種類が用意されたコレクションアイテムの収集。おくりびととして死者の魂を弔う兵士の骸。美しい絶景が眺められる秘境探し。広大なアイオニオンには、まだ見ぬ美しい景色や、数えきれないユニークモンスターとの手に汗握るバトルが待ち受けていることだろう。

『ゼノブレイド3』は、Nintendo Switch向けに発売中だ。


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Tetsuya Yoshimoto
Tetsuya Yoshimoto

ニュース担当。国内を中心に日々トレンドを探求しています。新しいものや可愛いものが好き。

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