パブリッシャーのKoch Mediaは8月4日、「PLAION」へと社名を変更したと発表した。日本法人であるKoch Media Japanについても、PLAION JAPAN(プレイオン・ジャパン)へと社名変更している。
PLAIONは、Koch Mediaとしてオーストリアとドイツを拠点に1994年に設立。そして2018年にTHQ Nordic AB(現Embracer Group)の傘下に入り、2020年には日本法人を立ち上げた。グループ内にはDeep SilverやPrime Matter、Fishlabs、Warhorse Studios、Milestone、Flying Wild Hog、Free Radical Designなどのデベロッパー・パブリッシャーを抱えており、またほかのメーカーのゲーム作品の流通や、欧州での映画の流通も多数手がけている企業である。
今回の発表にあたり共同設立者兼CEOのKlemens Kundratitz氏は、設立から28年間にわたり強固なビジネスを構築し、多くの有名メーカーと協力してきたと振り返る。Embracer Group傘下に入って以降は、さらに成長が加速し多様化も進んでいるという。そして、世界中で拡大を続ける同社のビジネスの進化を反映すると共に、同社が何者であるかをより分かりやすく表現するために、今回社名を変更したと説明した。
余談ではあるが、「Koch」はドイツなどでは「コッホ」と読み、英語圏では「コチ」と読めることから、Koch Mediaは「コッホメディア」「コチメディア」と呼び方が混在していたことで知られる。新社名であるPLAIONについても、一部ではどう読むのが正しいのかと混乱するファンがいた模様であるが、「プレイオン」が正しいようだ。ちなみにロゴの三角形マークは、“インタラクティブプレイボタン”の「P」を表しているとのこと。
PLAIONが手がける今後の新作としては、まずDeep Silverの『セインツロウ』が8月23日発売予定。また、Prime Matterの『Payday 3』『The Chant』や『Gungrave G.O.R.E』など多数の作品が控えている。