基地侵攻vs基地防衛マルチプレイゲーム『Meet Your Maker』発表。『DbD』開発陣が本気で作る、新たな攻防対戦ゲーム

Behaviour Interactiveは8月4日、終末世界を舞台とした一人称視点ビルド &レイドゲーム『Meet Your Maker』を発表した。『Meet Your Maker』は、一人称視点で展開されるビルド &レイドゲーム。

Behaviour Interactiveは8月4日、終末世界を舞台とした一人称視点ビルド &レイドゲーム『Meet Your Maker』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|Sで、2023年の発売を予定している。 なお本情報は、同社創業30周年を記念するイベント「Behaviour Beyond」にて明らかになったかたち。

『Meet Your Maker』は、一人称視点で展開されるビルド &レイドゲーム。舞台となるのは滅亡間近の終末世界。プレイヤーは、地球上の生命を救うべく生み出された実験体であるキメラの管理者だ。アウトポストと呼ばれる前哨基地を中心に、純遺伝物質と呼ばれる貴重品をめぐる戦いへと身を投じていくこととなる。

本作の目的は、純遺伝物質の奪い合いだ。ゲームはビルドとレイドと呼ばれる2つのモードを切り替えながら進行する。まずはビルドモードについて。このモードでは、ゲームの中心となる前哨基地を築くことができる。その目的はただひとつ、基地へと侵入を試みるほかプレイヤー(略奪者)から純遺伝物質を死守すること。さまざまな建築ブロックを用いて、サンドボックスを積み上げるように基地の土台から外観、内装までを自由に作り上げよう。基地内部にはトラップやガード(護衛)を仕掛け、略奪者の翻弄および排除を目指すのだ。


トレイラーでは、基地に仕掛けるさまざまな仕掛けが確認できる。何十本もの鋭利な棘が下から突き上げる床、火炎攻撃を噴射する壁といった凶悪なトラップを配置し、略奪者を返り討ちにするのだ。そのほかにも、略奪者に攻撃を仕掛けるガードとよばれるユニットが扱える。ガードの配置場所は固定に限らず、移動ルートを事前に作成することもできるようだ。予想外の警戒順路を設定しておけば、略奪者を出し抜くこともきるだろう。


一方レイドモードでは、略奪者としてほかプレイヤーが築いた基地へと襲撃に向かう。その目的は、基地に隠された純遺伝物質を確保すること。それぞれの基地には、当然だが多様なトラップやガードが展開していることだろう。配置された罠を巧みに避け、立ちはだかるガードを手持ちの武器で駆逐しながら、純遺伝物資が隠されたエリアを目指してゆく。ときにはグラップリングフックを使い、華麗にショートカットしてもいいだろう。妙に簡単に侵入できるエリアの先には、予想外の罠が待ち受けるかもしれないが。

このほかにもリプレイシステムと呼ばれる機能を利用すれば、プレイヤーは自身の基地へと侵入を試みる略奪者の様子を観覧できるという。ほかプレイヤーが基地内で力尽きる様子を見て喜びに浸るのも良し、純遺伝物質を確保される様子をみて、基地をより強固な要塞と化すための術を学ぶのも良し、どちらにせよエンターテイメント性が高いシステムとなりそうだ。


『Meet Your Maker』を開発するのは、カナダを拠点とするゲーム開発会社Behaviour Interactive。同社の主力タイトル『Dead by Daylight』に続く新規IP創出を目指しているということもあり、制作陣の意気込みも強い。『Meet Your Maker』のクリエイティブディレクターAsh Pannellによれば、本作はビルド&レイドのジャンルに新しい風を吹き込むべく開発されたと語る。また本作リリース後には定期的にコンテンツ供給をおこない、プレイヤーの想像力を掛け合わせることで、無限に近い拡張性を目指したいとコメントした。

『Meet Your Maker』は2023年、PC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けにリリース予定だ。なお日本時間の8月24日にはクローズドプレイテストがおこなわれる。

Yu Naganeo
Yu Naganeo

野生のグラフィックデザイナー。ゲームをプレイすることを「ゲームを食べる」と言う。

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