カプコンは8月2日、『モンスターハンターライズ:サンブレイク』の公式Twitterアカウントにて最新情報を告知した。告知されたのは、8月配信予定の無料タイトルアップデート第1弾内でおこなわれるアクション関連の細かな調整に関する情報だ。具体的には、オニクグツをモンスターに対して使用した際、失敗してもオニクグツを消費しないように調整されるという。
オニクグツは、本作にて新たに追加された環境生物だ。大社跡や城塞高地など、各地のフィールドに生息するクモの一種である。蒼い体毛が特徴的なオニクグツは猟具生物に分類され、ハンターが拾うことでアイテムとして使用できる。使用した際は、ハンターが狙いを定めた方向へと白い糸を発射する。その糸が上手く大型モンスターに当たると、糸が付着したモンスターとハンターが白い糸で繋がった状態になる。その状態で再度オニクグツを使用すると、大型モンスターをハンター側に強く引き寄せることが可能だ。
オニクグツの効果的な使い方のひとつが、フィールドの壁に当ててモンスターをダウンさせる使い方。ハンターが壁際に移動して糸を引っ張ることで、引き寄せられたモンスターが壁に頭をぶつけ、ダメージ蓄積値によらずお手軽にダウンさせられる。惜しくも壁に当てられなかった場合も、モンスターを転ばせたり、よろけさせたりと、大きな攻撃チャンスが生みだせる。
そんな便利なオニクグツだが、現状は使用する際に注意すべき点がふたつある。ひとつは、付着した糸には距離限界があるという点。モンスターとの距離が空きすぎると糸が赤くなり、それ以上離れると糸が切れてしまう。そして、糸が切れるとオニクグツは消費されてしまうのである。もうひとつは、オニクグツを使用してモンスターに糸を付着させられるチャンスは“一度きり”という点。1度目のアイテム使用でモンスターに糸が付着しなかった場合も、オニクグツが消費されてしまうのだ。よって、俊敏に動き回るモンスターに使用する際は慎重に狙いを定める必要がある。
一方、本日公式Twitterアカウントは、無料タイトルアップデート第1弾におけるオニクグツの調整を告知。モンスターにオニクグツの糸を当てたのち、「モンスターの状態によって引っ張りを失敗した場合」には、オニクグツが消費されないとのことだ。本アップデート以降は、マルチプレイ時に焦ってオニクグツの使用に失敗し、貴重なモンスターダウンの機会を泣く泣く逃していた筆者のようなハンターも安心できそうだ。
【UPDATE 2022/8/3 19:32】
オニクグツが再使用可能な条件に関する記述を修正
ちなみにオニクグツは、先述した壁に当ててダウンを狙う使い方のほか、罠を事前に設置しておき、設置方向にモンスターを引き寄せて強制的に罠に嵌めるといった使い方もできる。中には、「捕獲可能になるまでモンスターを弱らせておき、オニクグツを使って見事モンスターを落とし穴に嵌めればクエスト達成」という、ひときわ達成感のありそうな新たな遊び方を楽しんでいるハンターもいるようだ。今回の調整によって、また新たなオニクグツにまつわる遊びが編み出されるかもしれない。
『モンスターハンターライズ:サンブレイク』の無料タイトルアップデート第1弾は8月配信予定だ。アップデートではオニクグツに関する調整のほか、ナルガクルガ希少種および新フィールドとなる塔の秘境、紅蓮滾るバゼルギウスなどが追加予定となっている。