『モンスターハンターライズ:サンブレイク』とある盟勇に「カエル置かないで」コメントが多数寄せられる。やたらと設置される大量のガスガエル

発売から約1か月が経った『モンスターハンターライズ:サンブレイク』。現在公式Twitterでは、本作の追加要素である盟勇クエストにて、共に狩りができるNPC「盟勇」が紹介されている。そんな中で、とある盟勇の紹介に「カエルを置かないで」というユーザーからの悩ましげなコメントが多数寄せられているようだ。

発売から約1か月が経った『モンスターハンターライズ:サンブレイク』。現在公式Twitterでは、本作の追加要素である盟勇クエストにて、共に狩りができるNPC「盟勇」が紹介されている。そんな中で、とある盟勇に「カエルを置かないで」というユーザーからの悩ましげなコメントが多数寄せられているようだ。


本作の追加要素となる盟勇クエストでは、シングルプレイ専用の新たなクエスト形式が楽しめる。ストーリーに登場するさまざまなキャラクターを盟勇とし、盟勇と協力しながらモンスターの狩猟がおこなえるのだ。クエストに同行するキャラクターは、ゲーム進行とともに少しずつ開放。本作のメイン舞台であるエルガドの仲間だけでなく、ヒノエやミノトといったカムラの里の仲間もクエストに同行してくれるようになる。複数人の盟勇が同行可能なクエストも用意されており、盟勇クエストならではのキャラクター同士の掛け合いが楽しめる点も魅力といえよう。

盟勇クエストに同行する盟勇は、キャラクターごとに得意武器が異なり、狩猟スタイルが特徴付けされている。たとえば王国騎士のフィオレーネは、片手剣を得意武器とするオールラウンダーだ。モンスターが飛翔した瞬間に閃光玉で撃墜したり、モンスターの大技に片手剣のカウンター技となる滅・昇竜撃を合わせたりと、状況に応じた的確な攻撃・サポート行動が頼もしい。またカムラの里の受付嬢であるヒノエは、支援特化の狩猟スタイルが特徴。プレイヤーの体力が減った際に、高頻度で生命の大粉塵を使用し回復してくれる。ただし、得意武器である弓での攻撃頻度は控えめといえる。しかしながら狩猟笛を装備させれば、体力継続回復や解毒をおこなうだけでなく、高火力の気炎の旋律を演奏して火力面もカバーしてくれる。

そのほか、狩りの際に豹変する王国騎士ルーチカは徹甲榴弾などの高火力遠距離攻撃が魅力的、狩猟中も賑やかなウツシ教官は全武器種が使用可能といったように、どの盟勇もクエスト達成に大きく貢献してくれる頼もしいパートナーといえるだろう。しかしながら、とあるひとりの盟勇については、プレイヤーにとって厄介な行動をとることから“できれば組みたくないパートナー”として知れ渡りつつあるようだ。その盟勇とは、生ける伝説とされる「フゲン」である。


フゲンはカムラの里の長を務める、強くて頼れるリーダーだ。年齢は65歳。ハンターとして50年前の百竜夜行を経験した人物であり、太刀を片手にモンスターの群れを次々に薙ぎ払ったツワモノとしてその名が轟いている。熱血で豪快な性格ながらも、カムラの里の民を家族同然に愛し、ハンターとなった主人公を大きな度量で見守る優しさを併せ持っている。

そんな彼が本作では盟勇として登場。現役を退いたものの、ツワモノとされた太刀筋はいまだ健在だ。狩猟スタイルは攻撃重視で、時にハンターを回復しつつ、得意武器の太刀でバッサバッサとモンスターに斬りかかる。狩猟中には「もっと腰に力を入れろ!」などと発破をかけ、老齢ながらも目が離せない、気迫溢れる立ち回りを見せてくれる。しかしながら彼は、別の意味で目が離せない行動を取る時がある。「猟具生物を使う」と言い放った瞬間、モンスターの近くにガスガエルを設置するのだ。そう、彼は狩猟中にやたらとガスガエルを置きたがるのである。そしてこの行動こそがハンターにとって厄介なのだ。

https://twitter.com/Aran_Saijo/status/1553975335628132352

ガスガエルは『モンスターハンターワールド』で初登場した小型の環境生物だ。本作では4種のガスガエルが登場。各種カエルを地面に設置して衝撃を与えると、種類に応じたガスを一定時間噴射。ガスを浴びせたモンスターに麻痺・睡眠・毒といったさまざまな状態異常をもたらす。特に相手を麻痺させるシビレガスガエル、眠らせるネムリガスガエルは、一方的な攻撃チャンスを生み出す有用なカエルだ。ただし使用するうえで注意すべきは、ガスの効果はハンターにも有効という側面である。設置場所やタイミングによっては、せっかくモンスターを痺れさせたのに自身も痺れてしまった、あるいはモンスターにはガスが当たらず自身だけ眠ってしまった、といった事故が発生するのだ。

そうした使いどころが肝心なガスガエルを、フゲンはやたらと設置したがる。そして厄介なのが、フゲンがカエルを使用するタイミングがやや唐突なところだ。「猟具生物を使う」という台詞を聞いたと思えば、刹那にカエルを設置する手際の良さを見せる。つまりは、プレイヤーがガスガエルに対する心構えをしづらいのだ。ゆえに、フゲンが同行する盟勇クエストでは、せっかくモンスターが痺れたのに同じタイミングでハンターも痺れてしまうといった、フゲンが発端となる“ガスガエル事故”が多発しているようだ。

その結果Twitter上には、ガスガエル事故の一部始終が複数のユーザーによって投稿されている。また公式アカウントにて昨日投稿されたフゲンの盟勇紹介ツイートには、「カエルを置かないで」という旨のコメントが多数寄せられた。おまけに使用可能武器がガスガエルに差し替えられたコラージュ画像まで投稿される始末である。


なおフゲンがやたらとガスガエルを使用する背景は、作中でしっかりと理由付けされている。フゲンの盟勇選択画面の説明文中に、「ゴコクから預かったガスガエルを大量に携えて狩場に降り立つ!」との記載があるのだ。

カムラの里でギルドマネージャーを務めるゴコクは、テツカブラの幼体(テッカちゃん)に乗っており、語尾に「ゲコ」と付けるほどのカエル好きとみられる。フゲンとゴコクは、ハンターとして共に狩り場を駆け巡ったこともある旧友だ。その関係性から、フゲンのハンター復帰に際して大量のガスガエルを託したのだろう。もしかするとフゲンは、そんな旧友に華をもたせる気持ちを込めてガスガエルを設置しているのかもしれない。

今回のユーザー側のコメントについては、カプコン側の目にも止まっているとみられる。ユーザーのフィードバックを受けてフゲンの行動は見直されるのか、はたまた今後もお茶目なガスガエル設置は続くのか。今後のアップデート内容を見守りたいところだ。

Tetsuya Yoshimoto
Tetsuya Yoshimoto

ニュース担当。国内を中心に日々トレンドを探求しています。新しいものや可愛いものが好き。

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