Nintendo Switch『A列車で行こう ひろがる観光ライン』発表。街や鉄道にぐっと彩りを与える、充実の大型有料追加コンテンツ


アートディンクは7月28日、『A列車で行こう ひろがる観光ライン』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch。発売日は11月3日で、税込み2728円で発売予定。本作は『A列車で行こう はじまる観光計画』向けの、有料追加コンテンツである。またあわせて、本作を初めて遊ぶ人向けの、本編と追加コンテンツとガイドブックをセットにした『A列車で行こう ひろがる観光ライン ガイドブックパック』が税込み1万406円にて同日発売予定だ。

本編となる『A列車で行こう はじまる観光計画』は、35周年を迎えた『A列車で行こう』シリーズの最新作だ。プレイヤーは鉄道会社の社長となって鉄道運営や都市開発、銀行融資や株取引といった本格的な会社経営をおこない、鉄道を主体とした街づくりを体験していく。キャラクターデザインは、『世界樹の迷宮』シリーズでもイラストを手がける日向悠二氏が担当している。本作には「観光」というテーマが加わり、観光地開発による進化した街づくりが可能となった。山奥の城跡まで鉄道を敷いたり、寺院までバスのルートをつくったりと、ほかの街から観光地までのルートを繋ぐことで多くの観光客が呼び込める。

今回発表された有料追加コンテンツ『A列車で行こう ひろがる観光ライン』では、そうした観光事業が「広がる」のだという。ポイントは以下の3つになるとのこと:

・「鉄道車両」がひろがる
・「街づくり」がひろがる
・「A列車の輪」がひろがる

鉄道車両においては、さまざまな実在する全国の観光列車、新幹線などが追加される。日本で走る実在車両29車両以上が追加。E235系 山手線から50000系 しまかぜまで、古今東西の実在列車が登場する。実在新幹線も3車両追加されるそうだ。


街づくりにおいては、8種類の建物が追加。具体的には「遊覧船乗り場」「地方博物館」「遊技場2」「美術館」「トリックアート美術館」「記念館」「蔵屋敷」「土蔵」となっている。駅前にはオブジェや銅像が設置可能で、道には観光案内板が置けるそうだ。あわせて、人口の増加にあわせて「屋台」「看板」などが街中に出現するようになり、人々の賑わいを実感できるとのこと。やや殺風景だった街並みが、賑やかになることだろう。なおプランには「鉄道博物館」が登場。好きな列車が20車両まで展示できるとのことである。


そのほか、「A列車の輪がひろがる」につながる要素としては、車両だけ、地形だけのオンライン共有が可能になるという。地形テンプレート作成機能も追加。実在の観光地を模した地形7種類は、はじめから利用可能であるそうだ。そのほか、フォトモードも実装。街や電車を写真として収められるほか、カメラやライティングの変更や、フィルターの調整、スタンプとフレームの飾り付けなども可能。キャラを加えることでちょっとした旅気分も可能だろう。なお、有料追加コンテンツのプレイには、当然ながら『A列車で行こう はじまる観光計画』本編が必要になる。


さらに、追加コンテンツ配信に先立って、10月14日の鉄道の日に『A列車で行こう はじまる観光計画』向け無料大型アップデートが実施されるそうだ。不具合修正のほか、建物や小物が追加されるようだ。具体的に「競馬場」「ヴィラ」「タワー3」「ヤシの木」「中継信号機」「車両洗浄装置」「経路案内(標識20)」「カーブミラー」が実装されるそうだ。

なお、前述したように、11月3日には『A列車で行こう ひろがる観光ライン ガイドブックパック』が発売される。『A列車で行こう』シリーズではおなじみの、ガイド付き豪華エディションである。ゲーム本編と追加コンテンツ、そしてガイドブックが同梱。ガイドブックは、200ページというボリュームで、攻略のほかにも各種データベースが搭載されており、充実の内容となっているそうだ。価格は税込み1万406円の予定である。


ちなみに、今回発表された『A列車で行こう ひろがる観光ライン』の一連の発表はすべてNintendo Switch版向けのもの。Steam版の展開についてアートディンクに聞いたところ、Steam版については未定とのことだった。

有料追加コンテンツ『A列車で行こう ひろがる観光ライン』は、11月3日発売予定。本編となる『A列車で行こう はじまる観光計画』は、Nintendo Switch/Steam/モバイル向けに発売中である。



※ The English version of this article is available here