任天堂は7月23日と24日の2日間にわたって全国一斉スプラトゥーンクイズを開催した。数々の難問が出題されたが、ある問題の回答に誤りがあったとして、『スプラトゥーン』公式Twitterアカウントがお知らせをツイートしている。
本企画はスマートフォンから参加できるクイズ企画。各日で昼の部、夜の部の全4回開催され、各部で30問の正答数と回答時間でスコアが算出される。出題された問題はキャラクターに関するもの、ブキ、ギア、さらにはBGMなど多岐にわたる。ナワバリバトルの結果画面を提示し、何%塗られているのかを問う難問もあった。ただ漠然とプレイしているだけでは好成績は狙えない、絶妙な部分を突く問題ぞろいだ。
出題内容に誤りがあったのは、7月23日の夜の部で出題された中の1問。「【超難問】アタマ屋の店内奥に飾られているギアは次のうちどれ?」という問題だ。『スプラトゥーン2』のアタマ屋、エボシ・エボシの店内の一部をインクで塗り潰しており、そこにあるギアの名前を4択から選ぶものとなっているのだが、その中に正しい回答が含まれていなかったようだ。出題時はウインターボンボンが正答とされたが、正しくはボンボンニットとなる。
誤答であるウインターボンボンのブランドはホタックス製、正答のボンボンニットはジモン製で、通常のメインギアパワーもそれぞれ逆境強化、スーパージャンプ時間短縮とまったく違った性能の物だ。しかし、ご覧のとおりその見た目は非常に似ている。おそらくはそれが原因で、誤った選択肢で出題されてしまったものと思われる。
しかし、『スプラトゥーン』の猛者たちは公式さえ見落としたそのミスに、7月23日の夜の部終了時点ですぐに気付いたようである。そして、Twitterでユーザーたちがその旨を指摘したことで今回の一件が明るみに出たようだ。そうした指摘を受けてか、任天堂は本件について謝罪。また、公平性に欠けるという判断から、当初掲載予定だった全国ランキングの公開を見合わせることを発表した。参加者たちからは残念という声が挙がっているが、やむを得ない対応だろう。
「全国一斉スプラトゥーンクイズ」第1回のアーカイブ版は、今からでも挑戦できる。『スプラトゥーン』に自信のある、我こそは、という方はぜひ挑戦してほしい。企画自体は面白かっただけに、次回開催にも期待したいところである。
なお、7月7日にスプラトゥーンベースというポータルサイトがオープンされている。こちらでは初代『スプラトゥーン』以前から『スプラトゥーン3』に続くストーリーを文献形式で紹介したり、ブキやギアをカタログ形式で紹介したりと、『スプラトゥーン』らしいウィットに富んだスタイルで情報を公開している。特にイカ世界の住人たちのユニークな相関図はただプレイしているだけではわからなかった部分も多く、『スプラトゥーン』に入門するにあたっては必見の内容となっている。
また、最新作『スプラトゥーン3』は9月9日発売予定。もし「全国一斉スプラトゥーンクイズ」の第2回がおこなわれるなら、こちらからの出題もされることだろう。ゲーム内容もさることながら、ゲームからどういった部分がクイズに出題されそうかを推理しながら隅々まで楽しむのも一興ではないだろうか。
※ The English version of this article is available here