デベロッパーのYAGERは7月20日、現在PC向けに販売中のマルチプレイ探索対戦FPS『The Cycle: Frontier』に、修正パッチ1.3.8を配信した。今月初旬に予告されていたバランス調整などが実施されている。
本作は、銀河の果てにある資源豊かな惑星フォルトゥナIIIを舞台に戦うPvPvEシューターだ。プレイヤーはこの惑星に降り立ち探索。ほかのプレイヤーや野生動物と戦いながら、クエストをこなし資源を回収していく。そして大きな脅威である放射性嵐がやってくる前に脱出するのだ。入手した資源では、恒久的なアップグレードや装備品の購入などが可能。次なる任務に備えることになる。
今回配信された修正パッチ1.3.8では、主にゲームバランスの調整が実施。まず、タスクや素材などの要求数が減らされている。
・PvP関連の一部タスクにて、必要キル数が1~2ほど減少。
・PvEにおける、中盤から後半にかけての狩る系ミッションの要求数が減少。
・シールド(エピック):要求素材のスマートメッシュと硬化骨プレートの数が3から2に減少。
・レーザードリルビーコン:要求素材のスマートメッシュの数が4から2に減少。
また、武器の調整も実施された。主にゲーム後半で使用できる銃のリコイルが調整されており、全体的な扱いづらさを軽減する狙いがあるとのこと。
・アドヴォケート:リコイルのパターンを再調整。
・Kor-47:垂直リコイルを減少させ、一貫性が出るように調整。
・ASPフレシェットガン:水平リコイルを減らし、後半分のマガジンの垂直リコイルは若干増加。
・ボルタイック・ブルート:水平リコイルを減らし、後半のマガジンの垂直リコイルは若干増加。
・水平リコイルが行ったり来たりしないように調整。
・ブルドック:拡散値が30%増加。
このほか、新規プレイヤーをより保護するためのマッチメイキングの調整や、スクワッドで良い結果を残しているプレイヤーに対して、もう少しチャレンジを感じれるような調整も実施。両マップの各インスタンス上に存在できるプレイヤー数は1つ減らされている。また、バグ修正もおこなわれた。詳細はパッチノートを確認してほしい。
今回の発表のなかでは、本作のチート検出・防止システムについて、精度を上げるための対応を進めていることも語られた。本作では、不正行為防止システムBatttleEyeに加えて、YAGERが開発するチート対策システムが使用されている。対策の目標としては、自動でチーターを検出し自動でBANすること、そしてこれらをより早い段階で作動させ、チーターを早急に試合から追い出すことが掲げられている。
今回のパッチでは、いくつかのチート防止に関する数値の上限値を調整したとのこと。上の開発者映像では、チート検出の条件を厳しくして誤検出を減らす取り組みについて語られており、これに関連した調整かもしれない。また、検出済みのチーターにキルされた場合に、失ったアイテムを返却する補填システムの開発が順調に進んでいることも報告された。
映像ではこのほか、Ping値に上限を設けることについても語られている。これは、VPNを使用して他地域のサーバーへ参加するプレイヤーを阻止する狙いがあるそうだ。また、接続が切れてしまう問題については、再接続機能をシーズン2までに実装したいとしている。
*アップデート後に、3人でスクワッドを組んで惑星にドロップしようとするとマッチメイキングのエラーが表示される不具合が発生中。
『The Cycle: Frontier』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに配信中だ。