サイバーパンク猫アドベンチャー『Stray』が迷い猫保護団体とコラボ。寄付すれば本作のDLコードが当たるチャンス


パブリッシャーのAnnapurna Interactiveは7月16日、猫が主人公のアドベンチャーゲーム『Stray』に関して、動物保護団体と協力しておこなうキャンペーンを告知した。

『Stray』は、一匹の野良猫を主人公とするアドベンチャーゲームだ。家族からはぐれてしまった猫は、ロボットが暮らし危険なクリーチャーも存在する、衰退した街サイバーシティへと迷い込む。プレイヤーはこの猫となり、道中で出会った空飛ぶ小型ドローンB-12と共に街を探索。そして、この異世界に隠された謎を解き明かし、故郷に帰ることを目指す。

アメリカ・ネブラスカ州に拠点を置く動物保護団体Nebraska Humane Societyは、毎年数千匹もの迷い猫を見てきているが、『Stray』に登場するような猫に出会うのは初めてだとジョークを飛ばす。そしてAnnapurna Interactiveと提携し、本作のダウンロードコードを抽選で4名にプレゼントするキャンペーンについて案内した。

応募方法は、Nebraska Humane Societyの公式サイトから寄付をおこなうかたちとなる。5ドル1口となっており、たとえば10ドル寄付すれば当選する確率は2倍となる。日本からも寄付・応募が可能となっている模様。当選者は、本作の配信日である7月19日に発表される。

また、英国最大の保護猫団体Cats Protectionも、同じく本作のダウンロードコードのプレゼントキャンペーンを実施中。こちらは応募に寄付は不要。その代わり、当選者は本作のゲームプレイ配信をしながら、いわゆるファンドレイジング(視聴者からの寄付金集め)をしてほしいと呼びかけている。海外では一般的なチャリティ活動の方法である。なお、こちらは英国在住者のみが対象となっている。

本作の主人公の猫は、必ずしも人による保護を必要としているわけではないと思われるが、迷い猫であることは確か。実際に迷い猫などの動物保護活動をおこなっている団体と協力し、その支援に一役買うというのは、なかなか面白い取り組みである。また本作は、Steamでもっとも多いウィッシュリスト登録者数を集めており、こうした注目度の高さも今回のコラボレーション実現の後押しとなったかもしれない。

*『Stray』のロゴが入った公式猫グッズも登場

『Stray』は、PS4/PS5向けには7月19日に、PC(Steam)向けには7月20日に国内配信予定だ。PS4/PS5版は、PlayStation Plusのエクストラ/プレミアムプラン向けにも、配信日から提供される。