Steamネクロマンサーシム『Necrosmith』好調スタート。パーツを組み合わせて兵士を生み出し戦わせる、約300円のお買い得作品

今年7月14日にSteamにて配信開始されたネクロマンサー・シミュレーションゲーム『Necrosmith』が好調のようだ。小規模タイトルとしては比較的多くのプレイヤーを集めることに成功している。

デベロッパーのAlawar Entertainmentが手がけ、今年7月14日にSteamにて配信開始されたネクロマンサー・シミュレーションゲーム『Necrosmith』が好調のようだ。小規模タイトルとしては比較的多くのプレイヤーを集めることに成功している。

『Necrosmith』は、ネクロマンサーとなり自ら生み出す軍団を率い、敵と拠点の攻防を繰り広げる作品だ。自軍の兵士は、頭と胴体、両腕、両足のそれぞれのパーツを自由に組み合わせて作成可能。たとえば、頭はスケルトン、胴体はオーク、腕はゾンビ、足はロボットといったキャラクターを作ることができる。パーツによって、体力やスピードなどのステータスが異なるほか、武器など攻撃手段も変わってくる。

本作では、そうして生み出した兵士ユニットを自らの拠点から送り出し、世界を探索させる。兵士は自律的に行動し、敵と出会えば戦い、敵の拠点に攻め込む。プレイヤーが自ら操作することも可能だ。そして、兵士の活躍によって手に入れたパーツでさらなる兵士を作り、自軍をどんどん拡充させていく。パーツごとにコストが設定されているため、リソース管理も求められる。

一方、敵もプレイヤーの拠点を目指して四方八方から進軍。本拠地を攻め落とされるとゲームオーバーだ。するとプレイヤーは研究室へと帰還。前回プレイで獲得したお金を消費し、新たなスキルのアンロックなどの強化をおこない、ふたたび戦いに挑むこととなる。


本作のSteamでのユーザーレビューのステータスは、現時点で83%が好評とする「非常に好評」となっている。レビューを見てみると、パーツを組み合わせてより強い兵士ユニットを作る、本作の特徴的な部分が好評のようだ。また、人気作品である『Vampire Survivors』の流れをくむゲームプレイを採用しながら、タワーディフェンス要素を取り入れている点に言及しているレビューもある。もっとも本作ではユニットを直接操作することもできるが、基本的に多くのユニットが自動的に動くという点で、『Vampire Survivors』とは根本的な設計が異なっている。

また、本作の同時接続プレイヤー数は右肩上がりで増加中。現時点で、ピーク時には2800人を超えている(SteamDB)。ローンチから少し経って、Twitchなどでの配信で注目を集め、徐々にプレイヤー数を増やしていっている様子である。310円という価格の安さも追い風となったことだろう。


一方で、プレイヤーからは不満の声も聞かれる。主に兵士ユニットのAIの問題が指摘されており、思うように動いてくれないことがフラストレーションとなっているようだ。これについては開発元も認識していて、すでに改善に向けて取り組んでいるとのこと。また、操作性の改善についても検討を進めているところだそうだ。

『Necrosmith』は、PC(Steam)向けに配信中だ。7月21日までは10%オフの279円で購入可能となっている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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