『アサシン クリード III レディ リバティ HD』など複数のUbisoftゲームがSteamで配信停止。所有者は9月1日以降もプレイ可能【UPDATE】
ユービーアイソフト(Ubisoft)の複数のタイトルがSteamで配信停止となっているようだ。9月1日にはプレイそのものが不可になると記されており、すでに所持しているプレイヤーにも影響をおよぼす可能性がある。
発端となったのは、ユービーアイソフトのオンラインサービスの終了だ。同社は、直近のタイトルや人気のあるタイトルのプレイヤーに素晴らしいゲーム体験を届けることにリソースを集中させるとし、一部旧作のオンラインサービスを順次終了させている。そして7月2日には、15タイトルのオンラインサービスを終了すると告知していた。対象は以下のタイトル:
・Anno 2070(PC)
・アサシン クリード II(PC/PS3)
・アサシン クリード III(PC/PS3/Wii U/Xbox 360)*リマスター版は除く
・アサシン クリード ブラザーフッド(PC/PS3/Xbox 360)
・アサシン クリード III レディ リバティ HD(PC)
・アサシン クリード リベレーション(PS3/Xbox 360)
・Driver San Francisco(PC/PS3/Xbox 360)
・ファークライ3(PC/PS3/Xbox 360)*リマスター版は除く
・ゴーストリコン フューチャーソルジャー(PS3/Xbox 360)
・プリンス・オブ・ペルシャ 忘却の砂(PC)
・レイマン レジェンド(PS3/Wii U/Xbox 360)
・Silent Hunter 5(PC)
・Space Junkies(PC)
・スプリンターセル ブラックリスト(PC/PS3/Xbox 360)
・ゾンビU(Wii U)
そして、こうしたオンラインサービスの展開により、一部該当作のSteamでの販売も取りやめられるようだ。対象作品は、以下のとおり:
・Anno 2070
・アサシン クリード III レディ リバティ HD(Assassin’s Creed Liberation HD)
・Silent Hunter 5
・Space Junkies
現時点で配信終了と予告されているのは、上の4本。いずれの作品も、Steamストア上では「パブリッシャーからのリクエストにより販売が終了」「2022年9月1日からはアクセスできなくなる」と記載されている。販売が停止されているだけでなく、9月1日からは同作を所持しているユーザーもプレイそのものができなくなるわけだ。
なぜ販売が終わるのか。一部タイトルについては、説明できるかもしれない。前述のオンラインプレイ終了によりプレイ不可になるタイトルが存在する。『Space Junkies』は、マルチプレイVRゲームということで、オンライン要素がなくなることで事実上プレイ不可となる。ゲームそのものがプレイできなくなることにより、販売自体が打ち切られるのだろう。
一方で、ほか3タイトルの終了理由は推察も難しい。オンラインサービス終了による影響の範囲は、オンラインマルチプレイを含む各種オンライン機能の利用や、Ubisoftアカウントとの連携が中心。マルチプレイが利用できなくなるほか、DLCへのアクセスやインストールが不可となるものもあるとされていた。オンラインサービスが終了するにあたっては、単に「マルチプレイが遊べなくなる」以上の影響が出るケースがあるということだろう。
なお、『Anno 2070』については、開発チームは古いオンラインシステムを新しいものへとアップグレードする予定があると告知している。ただし、アップグレード作業が上手くいくかどうかはまだ何ともいえないとし、サービス継続の確約はできないと語っていた。同作についてはSteam版の販売が終了し、9月1日からプレイ不可になるものの、今後なんらかのかたちで復活するかもしれない。
先にリストアップしたユービーアイソフトの旧作のオンラインサービスは、9月1日に終了予定だ。
【UPDATE 2022/7/12 9:30】
ユービーアイソフトは7月12日、海外メディアなどを通じて、オンラインサービスが終了するゲームについて言及した。Steamでは『Anno 2070』『アサシン クリード III レディ リバティ HD』『Silent Hunter 5』『Space Junkies』といったタイトルの販売が終了され、9月1日にはプレイ不可になると表記されている。しかし実際は違うようだ。これらのタイトルにおいては、DLCやオンライン要素のみが影響を受けるとのこと。ゲームを所有するユーザーは、引き続きゲームをプレイできるようだ。ストアに記されている表記を修正すべく動いているそうである。