PS4/PS5社会主義マルチプレイゲーム『トゥモロー チルドレン フェニックス エディション』9月7日発売へ。買い切りゲームとなり新要素も追加

キュー・ゲームスは7月8日、『トゥモロー チルドレン フェニックス エディション』を9月7日に発売すると発表した。価格は4000円となる。

キュー・ゲームスは7月8日、『トゥモロー チルドレン フェニックス エディション』を9月7日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPS4/PS5。買い切りタイトルとなっており、価格は4000円となる。

『トゥモロー チルドレン フェニックス エディション』は、協力型のオンラインソーシャルアクションゲームだ。舞台となるのは近未来の異世界。ある国の極秘プロジェクトが失敗し、世界中の人々の肉体と意識が溶けあった不毛の地「ボイド」に覆われた世界だ。見上げるほどの怪獣が闊歩するこの世界で、プレイヤー同士で協力して街を復興し、人類文明の再建を目指すのがゲームの目的だ。

プレイヤーは街の復興のために資源を集め、施設を作り、マトリョーシカに保存された人類を回収する。一つの街を複数のプレイヤーで利用する仕組みだが、施設を作るのに必要な工作台の数は限られており、ほかのプレイヤーとの譲り合いや協力が必要だ。”労働”の対価として労働監査局から得られる配給券でツールを購入し、さらなる資源を求めて島の探索に向かう。島から回収したマトリョーシカは人民に変換でき、この数がその街の人口になる。規定の人口数に達すると街の復興が完了。新たな街に移動し、再建に取り組むという流れだ。時には巨大獣が街を襲うため、その防衛や被害の修復もプレイヤーたちの手に委ねられている。


本作は、2016年にPS4向けにリリースされたマルチプレイゲーム『トゥモロー チルドレン』に改善をほどこしたリバイバル版である。オリジナル版は、クローズドベータテストを経てローンチから1年後にサービス終了していた。その後、再リリースを検討していたキュー・ゲームスとソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)との間で交渉がおこなわれていた。2021年には『トゥモロー チルドレン』に関する権利がキュー・ゲームスに譲渡され、本作のリリースに至ったわけだ。

以前の『トゥモロー チルドレン』からの追加要素として、オフラインでのシングルプレイモード、高い場所への移動に便利なフックガン、島の地形を変化させる「モノリス」などが公開されている。島の種類も40種類以上用意されており、前述のモノリスを使うことで地形が変化するなど、探索の楽しみ方が広がりそうだ。また、以前は基本プレイ無料のアイテム課金方式を採っていた本作だが、『トゥモロー チルドレン フェニックス エディション』では課金要素を廃止。サーバーを経由しないPeer to Peer方式にしたことで、サービス終了によるデータの削除を気にせず遊び続けることができるとのこと。


『トゥモロー チルドレン フェニックス エディション』は9月7日発売予定。対応プラットフォームはPlayStation 4/PlayStation 5で、PS5向けでは機能が拡張されるとのこと。価格は4000円で、発売から2週間は早期購入特典が提供される。なお、8月6・7日に京都で開催される国内最大級のインディーゲームの祭典「BitSummit X-Roads」では、発売前の本作を試遊できる予定だ。詳しい情報は公式サイトをチェックしてほしい。

Aya Furukawa
Aya Furukawa

主にニュースを担当。ビジュアルや世界観にこだわりのあるゲームが好きです。

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