懐かしポリゴン3Dアクション『Frogun』8月2日に発売へ。少女がカエル型銃を片手に、レトロでキュートな冒険

パブリッシャーのTop Hat Studiosは7月6日、『Frogun』を8月2日に発売すると発表した。カエル型銃を活用する、レトロスタイルのキュートな3Dアクションゲームだ。

パブリッシャーのTop Hat Studiosは7月6日、3Dアクション『Frogun』を8月2日に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)およびNintendo Switch/PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|Sである。

『Frogun』はレトロスタイルのキュートな3Dアクションゲームだ。主人公となるのは幼いRenata。彼女の両親は世界的な冒険家かつ発明家であり、よく彼女を連れて旅をしていた。しかし、次の目的地となる遺跡は危険すぎるとして、Renataはベースキャンプに置いていかれてしまう。プライドが傷つき、退屈に苛まれるRenata。そして、3日経っても両親は戻ってこない。困っている両親を助けられたら、彼女にも冒険が可能だと証明できる。そう考えたRenataは両親の残した発明品のカエル型銃「Frogun」を手に取り、危険な遺跡へと向かうこととなる。


ゲームでは、短めのステージが多数用意されているようだ。ステージとしては、雪山や火山、毒沼など多彩なロケーションが登場。グラフィックはローポリゴンで描かれ、初代PlayStationやNINTENDO64の時代のような、懐かしい雰囲気を存分に味わえる作品となるだろう。プレイヤーはRenataを操作して、足場から落ちないように移動やジャンプをおこない、敵や罠にも注意しながら、ステージのゴールを目指す。

そこで大きく活躍するのが、Frogunだ。Frogunはカエル型の銃であり、照準に向けて撃つとカエルが長い舌を伸ばす。このFrogunにはさまざまな活用法がある。たとえば、手元に敵を引き寄せてホールドし、再び撃つことで敵を弾のように飛ばすことが可能。また、Frogunを壁に向けて撃つと、グラップリングフックのようにその壁まで移動することができる。ステージには、このグラップリングを利用しないとたどり着けない、隠しエリアなども存在するようである。

ステージでの収集要素としては、コイン、ほかの冒険者が残した日記、隠された「Obsidian Skulls」など、豊富に用意されている。コインは、帽子屋さんに届けることでRenataの着せ替え用の帽子と交換が可能。この帽子は40種類以上もあるそうだ。また、「Obsidian Skulls」はすべてのステージに1つずつ隠されており、歯ごたえを求めるプレイヤー向けのチャレンジとなっているようだ。


本作の開発を手掛けるのは、スペインを拠点とするスタジオであるMolegato。個人開発者であるRaúl Martínez Garrido氏によるスタジオだ。スタジオのホームページによると、Garrido氏は1989年生まれ。子どもの頃に『ロックマン』、『ソニック』、『マリオ』、『クラッシュ・バンディクー』といったゲームに出会って恋に落ち、それらのような魅力をもったゲームの制作を目指しているとのことである。『Frogun』は2021年6月よりKickstarterにてクラウドファンディングキャンペーンを開始。2時間で目標金額を達成し、総額3万1488ユーロ(約435万円)の支援を集めてキャンペーンに成功した。なお、本作はKickstarter時点での展開ターゲット言語として日本語も挙げていた。今後対応する可能性もあるだろう。

『Frogun』は8月2日に、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)およびNintendo Switch/PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbos series X|S向けに発売予定だ。

Yoshiki Oe
Yoshiki Oe

難易度高めのアクションゲームと毒のある表現を含んだゲームが好物。でもよく疲れてるので優しいゲームも好き。

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