Ubisoft、一部旧作のオンラインサービスを9月1日に終了へ。対象となった『Anno 2070』はサービス継続を模索
ユービーアイソフトは7月2日、同社が販売中のいくつかの古いタイトルについて、今年9月1日にオンラインサービスを停止すると発表した。一方で、対象タイトルのひとつにおいては、サービス継続を模索する動きがあるようだ。
ユービーアイソフトは、最近のタイトルや人気のあるタイトルのプレイヤーに素晴らしいゲーム体験を届けることにリソースを集中させるとし、一部の古いゲームについては、オンラインサービスの提供を順次終了させている。今回発表された、9月1日にサービス終了となるタイトルおよびプラットフォームは以下のとおりだ。
・Anno 2070(PC)
・アサシン クリード II(PC/PS3)
・アサシン クリード III(PC/PS3/Wii U/Xbox 360)*リマスター版は除く
・アサシン クリード ブラザーフッド(PC/PS3/Xbox 360)
・アサシン クリード III レディ リバティ HD(PC)
・アサシン クリード リベレーション(PS3/Xbox 360)
・Driver San Francisco(PC/PS3/Xbox 360)
・ファークライ3(PC/PS3/Xbox 360)*リマスター版は除く
・ゴーストリコン フューチャーソルジャー(PS3/Xbox 360)
・プリンス・オブ・ペルシャ 忘却の砂(PC)
・レイマン レジェンド(PS3/Wii U/Xbox 360)
・Silent Hunter 5(PC)
・Space Junkies(PC)
・スプリンターセル ブラックリスト(PC/PS3/Xbox 360)
・ゾンビU(Wii U)
オンラインサービス終了による影響の範囲は、オンラインマルチプレイを含む各種オンライン機能の利用や、Ubisoftアカウントとの連携が中心。タイトルやプラットフォームによっては、DLCへのアクセスやインストールが不可となるものもある。『ゴーストリコン フューチャーソルジャー』については、ソロプレイをする際にも本体をオフラインモードにする必要があるとのこと。また、マルチプレイ専用のVRタイトルである『Space Junkies』は、完全にプレイ不可となる。
こうしたなか、オンラインサービス終了タイトルのひとつに挙げられた『Anno 2070』について、開発チームが声明を発表している。同作は、近未来を舞台にするリアルタイム戦略ゲーム。2011年発売の作品だ。オンラインマルチプレイに対応しており、今回の発表ではマルチプレイを含むオンライン機能の利用や、Ubisoftアカウントとの連携ができなくなると案内されている。
開発チームは検討の結果、『Anno 2070』の古いオンラインシステムを新しいものへとアップグレードすべく、開発リソースを割くことを決断したとのこと。古いシステムを刷新することで、オンラインサービスを引き続き提供することが可能になるそうだ。ただ、アップグレード作業が上手くいくかどうかはまだ何ともいえないとし、サービス継続の確約はできないとした。この件については、今後詳細を公表するとのことである。
先にリストアップしたユービーアイソフトの旧作のオンラインサービスは、9月1日に終了予定だ。