Tencent Gamesは6月27日、『Code: To Jin Yong』を発表した。対応プラットフォームや発売時期は明らかにされていない。
『Code: To Jin Yong』は、オープンワールドアクションゲームだ。かつて人気を博した中国小説家金庸氏の小説をもとに武侠世界を描くという。金庸氏の人気作からキャラも登場。「神鵰剣俠」からは楊過、「天龍八部」からは喬峯、「秘曲 笑傲江湖」からは令狐冲が登場。ゲーム中ではこうした小説のキャラたちが躍動するという。
開発を手がけるのは、テンセント傘下の中国・LightSpeed Studios。『PUBG Mobile』『Apex Legends Mobile』といった既存の人気IPのモバイル版を開発しながら、次世代ゲーム開発研究にも注力していた。そして今作の発表に至ったわけだ。同作の開発については、ゲームエンジンにUnreal Engine 5を採用。写真測量技術などを用いて、広大な世界を表現しているようだ。
公開トレイラーでは、寺院を背景にした和風世界で、キャラたちが刀を使って戦っている姿が映し出されている。あくまで戦闘のワンシーンであるが、ビジュアルやアニメーション、エフェクトなど各所にリッチさが感じられる。なお金庸氏の作品を原作としたプロジェクトは、今作だけでなく今後もさまざまに展開されていくようだ。
Tencent Gamesは、『Code: To Jin Yong』のほかにも、『Age of Empires』のIPを用いたTiMi Studio Group開発のモバイルゲーム『Return to Empire』や、公式モバイルゲーム『League of Legends Esports Manager』なども披露している。次世代向けのテクノロジーについては、グループ全体でさまざまな分野に取り組んでいるようなので、今後も新作が数々発表されることだろう。