“大人”の一夜パーティーゲーム『House Party』7月15日に正式リリースへ。Steamセクシーゲーム界の雄が新たなステップ

Eek! Gamesは6月23日、『House Party』について、7月15日に正式リリースすると発表した。『House Party』は、Steam性表現時代過渡期を経験したゲームだ。

デベロッパーのEek! Gamesは6月23日、現在早期アクセス配信中のアドベンチャーゲーム『House Party』について、7月15日に正式リリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。

『House Party』は、『Leisure Suit Larry』などのクラシックなアドベンチャーゲームや、映画「American Pie」のようなコメディ作品から影響を受けて開発中のアドベンチャーゲームだ。本作にてプレイヤーは、友人に誘われてホームパーティーに参加。ほかの15人の参加者らと共にパーティーを楽しみ一夜を過ごすことになる。

本作では、参加者らと会話を交わしながら物語を進めていく。会話にはいくつもの選択肢が用意され、プレイヤーの選択ひとつひとつが後の展開に影響を及ぼすことになる。また相手からの好感度も都度変化し、好意をもたれているのか逆に嫌われているのかなどによって、会話の選択肢も変わってくる。

パーティーがおこなわれている家の中には、さまざまなアイテムが存在。そうしたアイテムを入手しほかのキャラクターに見せると、アイテムごとに異なるリアクションが返ってくるほか、ふたりの関係が変化することも。本作には、ほかの参加者とのロマンス要素も存在する。また、隠されたアイテムを発見することで、参加者それぞれがもつ個人的なストーリーに触れることができるようになる。


本作は、2017年にSteamにて早期アクセス配信が開始され、開発が進められてきた。ただリリース直後には、Valveから配信停止措置を受け話題となった。本作に含まれる性的表現が問題視され、そうした要素をゲーム内から削除するよう求められたのだという。結果的に、本作は性的表現を削除して配信再開。一方で開発元は、“無修正化パッチ”を公式サイトで配布し、プレイヤーが任意で性的表現を解除できる手段を用意した(関連記事)。

もっとも、現在はそうしたパッチの外部配布はおこなわれていない。というのも、SteamにてDLCとして配信されているためだ。本作が配信停止された当時は、Valveは性的表現を“売り”にした作品の配信を認めていなかったが、2018年9月に方針転換。荒らしや違法行為に関わるものでなければ、あらゆるコンテンツを容認するとした(関連記事)。

これを受けて、本作のように無修正化DLCを配信したり、もとより性的表現を前面に押し出した作品がリリースされたりするようになっていった。『House Party』は、そんな過渡期を経験した作品というわけだ。なお、本作のDLCには追加コンテンツが含まれており、有料で配信されている。


本作の正式リリースにあたっては、女性主人公や、あらゆる性別の組み合わせでのロマンス要素などが追加予定。また今年の秋には、ラッパーのドージャ・キャットを登場させるDLCが配信予定とのこと。ボイスも本人が担当しているそうだ。さらに、年内にはVR対応もおこなうとされている。

『House Party』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに配信中。そして7月15日に正式リリース予定だ。また開発元Eek! Gamesは、本作のPlayStationプラットフォーム向けのリリースについても取り組んでいるところだという。さらに、続編の開発を近々スタートさせる考えも明らかにしている。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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