Steamデッキ構築コンボRPG『勇者よ急げ!Brave’s Rage』日本語フル対応。大型アプデで実装、今後は日本語でも発信へ
パブリッシャーAstrolabe Gamesは6月24日、『勇者よ急げ!Brave’s Rage』(以下、勇者よ急げ!)を日本語に対応させたと発表した。今年4月にSteamにて早期アクセス配信が開始され、2か月を経て日本語対応をはたした。ゲーム内はUIからテキストに至るまで、細かく日本語化されている。
『勇者よ急げ!』はデッキ構築RPGだ。ファンタジー世界を舞台に、巨竜にさらわれた姫君を救うべく、勇者たちが立ち上がる。ボード上を移動し、ステージを探索。イベントに遭遇したり戦闘に挑んだりしながら、強敵に立ち向かう。死んでしまうと最初からやり直し、得られるアイテムはランダムなど、一般的なデッキ構築ローグライトゲームと同様のシステムが用意されている。
本作の特徴は、リアルタイムで進む戦闘。本作の戦闘にはアクティブタイムバトル(以下、ATB)が採用されている。『ファイナルファンタジーIV』などで登場し、さまざまなタイトルで導入されているバトルシステムだ。戦闘中に一定時間が経過することで、コマンドが解禁され選択可能に。すばやくコマンドを入力することでスピーディにバトルが展開する。一方で、プレイヤーがコマンドを入力しなければ行動できずに時間は流れ続け、敵からの攻撃を受け続ける。コマンド選択式バトルにリアルタイムの緊張感を導入したシステムだ。
本作では、デッキに含まれたそれぞれのアクションカードは、時間経過により解禁されていく。ATBに近いシステムになっているわけだ。またこれらのカードは、ジャストタイミングで入力することにより、追加効果を発揮する。タイミングよくガードすれば、ダメージを減らせるといった次第。なおカードにカーソルをあわせれば戦闘の時間経過はゆっくりになるといった要素も。アクションが苦手という人向けの配慮も存在するわけだ。ようするに、デッキ構築ゲームを軸としつつ、リアルタイムなバトル要素も導入されているゲームである。
『勇者よ急げ!』では6月24日に大型アップデートが配信。そこで日本語対応が実施された。冒頭に述べたように、細かなところまで日本語化されている。フォントや接続詞表現など、ぎこちないところは散見されるものの、ぐっと遊びやすくなったことだろう。なお今後同作の情報については、日本語でも発信されていくとのこと。またユーザーのフィードバックについても、日本語での対応を受け付けるそうだ。
上述の大型アップデートでは、日本語の追加のほかにも、「真物語」なるコンテンツの正式提供が開始。スキルやカードが追加され、バランス調整も実施されている。今後も週1のアップデートが予定されており、物語の更新や、カードを含めたコンテンツの追加、バランス調整が実施されるとのこと。正式リリース時期は、現時点では不明。開発元が納得するまで続けられるのだろう。
『勇者よ急げ!』はSteam早期アクセス配信中。7月8日までは10%オフの909円でゲームを購入できる。