『Dead Cells』最新アプデ「Breaking Barriers」配信開始。難易度調整やアクセシビリティ設定が追加、誰もが楽しめる作品を目指す


デベロッパーのMotion Twinは6月24日、ローグヴァニア・アクションゲーム『Dead Cells』向けの最新アップデート「Breaking Barriers」を、各プラットフォームにて配信した。今回はステージや武器などの追加はなく、アクセシビリティの向上を中心とした内容となっている。

本作は、歯ごたえある難易度により何度も死ぬなかで、新たな武器などをアンロックしながら、プレイヤーのスキルを磨いていくゲームプレイのサイクルを採用している。ただ開発元いわく、一部のプレイヤーはそうした本作ならではのゲーム体験を得られないでいるという。そこで、より多くのプレイヤーに本作を楽しんでもらえるよう対応したとのことだ。

今回のアップデートでは、本作のオプションメニューにいくつかの項目が追加された。そのひとつは「アシストモード」だ。アシストモードを有効にすると、ゲームプレイの難易度を下げることができる設定にアクセスできる。たとえば以下のような設定があり、個別にON/OFFが可能だ。

・マップ開示:現在のステージのマップを完全に開示
・自動攻撃:付近の敵をプライマリ近距離武器で自動的に攻撃
・ドア破壊:付近のドアを自動的に破壊
・パリィ簡易化:パリィの受付時間延長
・罠の低速化:鉄球などの罠の動きが遅くなる
・残機モード:死んでも前回のチェックポイントで復活

さらに、敵のHPやダメージ量、罠のダメージ量を、20〜100%のあいだで細かく調節できるスライダーも、それぞれに用意されている。難易度が高くて、本作をいまひとつ楽しめていないという方は、こうしたアシストモードの各設定をチェックしてみると良いだろう。なおアシストモードを有効にした場合は、デイリーチャレンジへのスコア登録は不可となっている。


「アクセシビリティ」設定も追加された。こちらも複数の設定項目が用意されており、たとえば以下のような項目が個別にON/OFFできるようになっている。

・フラッシュや点滅効果
・画面の振動表現
・出血表現
・キャラクターのアウトライン表示
・スキルや投射物のアウトライン表示

また、ステージ背景の色相・彩度・明度・透明度の調整や、一部表示色のカスタマイズ、会話やオブジェクトのテキストサイズの調整なども可能だ。さらに「ゲームプレイ」設定では、攻撃ボタン長押しでコンボを発動したり、足場から落ちそうな場合にドッジロールを中断したりなどの設定も用意。「音声」設定では、各効果音ごとの音量調整が可能となった。


このほか、一部の武器のバランス調整や、ゲーム序盤のアイテムのコストの引き下げ、バグ修正なども実施されている。詳しくはパッチノートを確認してほしい。

『Dead Cells』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com/Humble Store)/Nintendo Switch/PS4/Xbox One向けに配信中だ。