『ドラゴンクエストX オフライン』発売日が9月15日に決定。延期の理由のひとつは“バランス調整”


スクウェア・エニックスは6月21日、『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン』を9月15日に発売すると発表した。あわせて、超大型拡張ダウンロードコンテンツ『ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オフライン』の発売時期も2023年春に決定している。

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『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン』は、RPGである。オンライン専用ゲームである『ドラゴンクエストX オンライン』をベースとしつつ、インターネット接続を必要とせず楽しめるスタンドアロン作品だ。対応プラットフォームは、PS4/PS5/Nintendo Switch/PC(Steam)。Steamストアページによると、開発にはスクウェア・エニックスのほか、『スーパーロボット大戦』シリーズなどを手がけてきた、バンナム傘下のB.B.STUDIOが携わっているようだ。

内容としては、オンライン版でのバージョン1にあたる「目覚めし五つの種族」がメインコンテンツとなり、一部ストーリーも変更されている。グラフィック面では、「DDロトスコープレンダリング」という新たな技法によって、オンライン版とは異なるビジュアルを導入。キャラクターはデフォルメの効いたドット絵のように表現され、またマップについても、オンライン版のものをベースに、メリハリを効かせながらスケールを合わせているという。


本作は、もともと2022年2月に発売予定だったが、昨年末に延期を発表。2022年夏の発売が予定されており、最終的には9月に発売されるはこびとなった。本作のプロデューサーである白石琢磨氏は「超ドラゴンクエストXTV #29 バージョン6.2最新情報」にて、本作が延期した理由について改めて説明している。


オフライン版については、ボスの調整をいちから実施しているという。たとえば、序盤のボスについては、ストーリーの進行にあわせてボスの強さを変化させているそうだ。内部的な強さは5段階あるとのこと。具体的には、キーエンブレムの数、仲間キャラクターの数などによって強さが変更されているそうだ。特定のボスと戦うにしても、ひとりで戦うケースと、多人数で戦うケースが用意されているわけだ。そうした工夫を含めて、多種多様でかなりの数のバランス調整を実施。結果として開発にさらに時間が必要になったとのこと。待たせたぶん楽しめる作品にしていると、白石氏は語った。

『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン』は、PS4/PS5/Nintendo Switch/PC(Steam)向けに9月15日発売予定だ。通常版(8580円)のほか、上述の拡張DLCなどを含むデラックス版(1万2980円)、さらにリアルグッズを同梱する超デラックス版(1万5730円)も発売される。