『ファイナルファンタジーVII リバース』正式発表。三部作の二作品目として来冬発売へ

 

スクウェア・エニックスは6月17日、『ファイナルファンタジーVII リバース』を正式発表した。対応プラットフォームはPS5で、発売時期は来冬。また『ファイナルファンタジーVII』のリメイクシリーズは三部作であるとし、『ファイナルファンタジーVII リバース』はその二作目であることも明かされた。


『ファイナルファンタジーVII リメイク』は、PS向けに発売された『ファイナルファンタジーVII』をベースにしながら、ゲームそのものを再創造した作品。グラフィックは最新技術を用いたフル3Dになり、ターンベースだった戦闘はアクションベースになっている。オリジナル版では見下ろし視点で描かれたフィールドも立体的に作られるなど、大規模にゲームをリメイク。オリジナルを丁寧になぞりつつ、現代的に創造。また独自の要素も盛り込んでおり高い評価を獲得した。

同作は2020年4月に発売され、同作ではミッドガル脱出までの物語が描かれた。つまるところ、ストーリーは未完結である。またストーリー展開はオリジナル版から変化があることも示唆。スクウェア・エニックスも、続編を開発していることをかねてから公言しており、続報が待たれる状況であった。

公開された映像では、広大なフィールドを歩くクラウドの姿が映し出された。セフィロスと共に歩くクラウドや、クラウドがティファを疑うような演出も。示唆の多い映像となっている。どのような作品になるのだろうか。冒頭に述べたように、『ファイナルファンタジーVII』のリメイクシリーズは三部作であると明かされた。『ファイナルファンタジーVII リバース』はその二作目であるという。つまり、同作では物語では完結されないようである。以下、プレスリリースに記載された野村哲也氏のコメントとなる:

今回の発表の通り、「FFVII」のプロジェクトは現在4作走っています。4作それぞれ役割は違えど、「FFVII」という世界観とキャラクターが高いクオリティでリンクしています。オリジナル開発当時に、一つ一つがどういった意図、思いで作られたのかを知る者として自分はこのプロジェクトに携わっています。そして、『FINAL FANTASY VII REBIRTH』ですが、オリジナルを知る方でも知らない方でも、充分に楽しんで頂ける内容になっています。もしかしたらこの2作目から入っても楽しめるかもしれません。クラウド達の新しい旅は今作から始まります。ミッドガルを出た彼らが見る光景は皆さんにとっても新鮮な体験となると思います。

1作目『REMAKE』、2作目『REBIRTH』というサブタイトルがそれぞれどういった意図で付けられ、3作目が何になり、この旅がどこに辿り着くのか、早く皆さんと共有したいと思っています。開発は現体制になってからトップスピードで進行しており、この規模のタイトルで本制作開始前に最初から最後まで通しで繋がっているタイトルは稀です。既に3作目の開発に突入しているパートもありますし、自分も完結に向けて制作を始めています。このままの熱量で今作を皆さんに届け、そして完結まで走り切れる様、引き続き頑張ります。更に『FF7R』を繋いで行く、その他の25周年プロジェクトもよろしくお願いします。

『ファイナルファンタジーVII リバース』は、PS5向けに来冬発売予定だ。


【UPDATE 2022/6/17 8:30】
映像内の演出についての記述を修正