メトロイドヴァニアアクション『Mira and the Legend of the Djinns』2023年発売へ。モロッコの文化に影響受けた、広大な世界を探索

 

パブリッシャーのAssemble Entertainmentは6月15日、メトロイドヴァニアアクション『Mira and the Legend of the Djinns』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/GOG.com)。2023年の発売が予定されている。

『Mira and the Legend of the Djinns』はモロッコやそこに根ざすアマジグ人文化にインスパイアされた、2Dの探索型アクションゲームだ。タイトルに含まれたDjinn(ジン)とは、アラブ世界における精霊や妖怪などの超自然的な存在。本作ではトレジャーハンターであるYubaを操作し、記憶を失ったDjinnであるMiraと共に冒険の旅に出る。

Yubaは古代の遺跡を探索中、閉じ込められていたMiraと出会う。YubaはMiraの記憶を取り戻すため、精神の「絆」を結ぶことに同意する。記憶を巡る冒険の最中には、隠された古代の歴史や新しい友との出会い、さらには命をねらう敵が待ち受けている。やがてふたりは、Miraの世界を崩壊に導いた大災害の原因と対面することになるという。


ゲームプレイ面での特徴としては、プレイヤーは4種類の武器を使用可能となっており、それらがスムーズに切り替え可能。武器はそれぞれ異なる攻撃動作をもっており、戦いの途中であってもガシガシ切り替えていくことができるようだ。流れるような戦闘が可能となるだろう。

ゲームには武器の能力を解放するスキルツリーが搭載されている。スキルは通貨を用いた購入、またはストーリー進行によって解放され、武器のさらなる動作やアビリティが獲得できる。アビリティには戦闘だけでなく、マップ探索に役立つものも存在するようだ。新たなアビリティを獲得することで、これまでたどり着けなかった場所に到達可能となる仕組みだろう。

また、ゲームプレイを通して手に入る7種類のツールも存在。トレイラーからは、道を塞いでいた巨大なブロックを動かすためのツールの存在が確認できる。これらのツールは戦闘やマップ探索、および道中のパズル攻略に活かされることになるのだろう。


本作公式サイトによると、本作の設定には多数の地域が存在。自然豊かな天上世界から、広大な砂漠地帯、灰の積もった火山などさまざまなロケーションがあるようだ。こうした場所が、ゲーム内で描かれていくのだろう。

本作の開発を手掛けるのはインディーデベロッパーのLittle Knight Games。モロッコやアメリカ、カナダ、ベネズエラなどさまざまな国籍のメンバーにより構成された6人ほどのチームとのこと。なお、本作は2021年8月よりKickstarterにてクラウドファンディングキャンペーンを開始。翌月には、2万4374米ドル(約327万円)の支援を集め、キャンペーン成功している。期待を集める作品が、パブリッシャーであるAssemble Entertainmentにより、改めて正式お披露目されたわけだ。

『Mira and the Legend of the Djinns』はPC(Steam/GOG.com)向けに、2023年に発売予定。現在itch.ioではデモ版が配信されている。