下品アクションゲーム『Hell Pie』、発売日を告知する映像を出すも、“モザイク”だらけで全然わからない
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デベロッパーSluggerflyは、『Hell Pie』を7月22日に発売すると発表した。発売日発表を記念して、オンライン番組Guerrilla Collectiveにて、新映像がお披露目された。しかしそのトレイラーは、モザイクが入りまくり、内容が入ってこないシュールな映像となっている。
『Hell Pie』は、公式によると「悪趣味の極みを尽くした卑猥な3Dアクションゲーム」だという。主人公となるのは悪趣味な悪魔ネイト。サタンのバースデーパイの材料を集めるために、時間内にマズい材料を集めるという任務を請け負う。ペットである天使ナゲットとともに、不快なキャラと汚い光景を目の当たりにしていくのだ。
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と、ゲーム設定から不穏さ漂う本作。実際のところ、ゲーム内容も下品で、ゴア表現や下品な演出のオンパレード。Steamストアページでも「このゲームは暴力、流血、ドラッグ、ヌード、性表現と暴言が含まれます」との表記が確認できる。なかなか友人には勧めづらく、宣伝しづらいゲームである。
開発元はそうした内容を逆手にとったようだ。今回の新映像公開に際しては、SFWトレイラーを作成。SFWとはSafe for Work、「オフィスで見られる」という意味である。本作の一切の下品要素に“モザイク”を入れる荒業を決めたのだ。
同トレイラーのモザイクは、ざっと数えただけで1分10秒のなかに27個盛り込まれている。モザイク対象は幅広い。破裂し散らばる肉片から、天使ナゲットの股間、道中のトラップ、グロめのコスチューム。もしくは中指を突き立てる巨大な手。そもそも原型が何かわからない状態で自主規制されているものも多数。視聴者の理解が追いつかない状態で、とにかく大量のモザイクを見させられる奇妙な映像となっている。
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開発元のSluggerflyは、3Dアクションのゲームづくりに定評のあるスタジオだ。一方で、やたらと下品な表現も好んでいる。デビュー作である『Ben and Ed』は肢体がもげながら進むアクロバティックアクション。続編である『Ben and Ed – Blood Party』は、ゴア表現を強化しパーティーゲームとして進化を遂げている。新作『Hell Pie』はシステムこそはオーソドックスな3Dアクションになっているものの、下品さはどうしても手放せなかったようだ。
こうしたモザイクだらけの映像もまた、Sluggerflyに流れるスピリッツを体現したものといえるかもしれない。SFWと銘打たれているものの、公共の場で見るのはキツめの映像のため、鵜呑みにしないように。『Hell Pie』は、PC(Steam)および海外PS/Xbox/Nintendo Switchにて7月22日に発売予定だ。Steamストアページでは現在デモ版が配信されている。