夢世界・リズムゲーム『Melatonin』9月16日発売へ。Lo-Fiビートがきざむ、リズム天国ならぬ“リズム夢世界”

 

デベロッパーのHalf Asleepはリズムゲーム『Melatonin』を2022年9月16日にすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)およびNintendo Switch。現在Steamにてデモ版がプレイ可能となっている。

『Melatonin』は、夢と現実が組み合わされた世界を舞台とするリズムゲームだ。主人公となるピンクパーカーの青年が、彼の現実の反映とも言えるような夢の世界でリズムに乗っていく。本作ではアニメーションがタイミングを示す手がかりとなっている。アニメーションに浸りながら、心地よくビートに乗る体験を楽しませてもらえるわけだ。


PCでのゲームプレイにおいては、リズムに合わせてスペースキーもしくは矢印キーを押していくかたちだ。ゲームはいくつかのステージで構成されており、ステージは5つのレベルからなる。各レベルは1分程度でプレイ可能。それぞれにユニークなアニメーションとリズムゲームが収録され、ミニゲーム集のようになっている。そしてそれぞれにおいて、青年の現実が混ざり込んだような夢の世界が描かれる。たとえば、SNSをテーマとしたレベルでは巨大なスマートフォンが階段のようにならべられ、青年はその上をリズムに合わせて飛び跳ねていく。

難易度としてはイージーモードとハードモードが用意され、イージーモードではキーを押すタイミングの表示などビジュアル面でのサポートがなされる。ハードモードではそうした表示はなく、リズムとアニメーションのみを手がかりとしてキーを押すことになる。また、ハードモードではゲームプレイ自体にも変化が生じ、急激なテンポの変化などスリリングな展開も待っている。


各ステージには最終レベルが存在。それまでのレベルにて経験した要素が組み合わせられた、挑戦的なレベルとなる。レベル終了後には成績が評価される。成績に応じて手に入るリングやスターによって、次なるステージを開放していくことになる。また、進行していくことで、チャレンジモードやレベルエディターも開放されるそうだ。

本作は、ゲームシステムや構成、ビジュアルなども含めて『リズム天国』シリーズからの影響が感じられる。手軽にリズムにノれる楽しさはそのままに、パステルカラーな世界観やLo-Fiベースのサウンドなどが、本作ならではの要素となるのだろう。

開発を手がけるのは、カナダのバンクーバーを拠点とするデベロッパーのHalf Asleep。David Huynh氏による個人スタジオのようだ。『Melatonin』は同スタジオにとって第一作目。『Melatonin』の開発においては過去にプレイテストなども幾度か実施しており、ゲームはブラッシュアップされてきた。なお公式サイトによると、『Melatonin』とは別途、『BLOCK PARTY』と題されたゲームを開発している様子。まだ詳細は不明ながら、こちらの作品はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに配信されるようだ。

『Melatonin』は2022年9月16日に、PC(Steam/Epic Gamesストア)およびNintendo Switch向けに配信予定だ。