『ストリートファイター6』2023年に発売決定。新たなバトルシステムに「自動実況機能」の実装など、正統進化と革新を併せもつ新作に


カプコンは6月3日、対戦格闘ゲーム『ストリートファイター6』を2023年に発売すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox Series X|S。

『ストリートファイター6』は、対戦格闘ゲーム『ストリートファイター』シリーズの最新作だ。カプコンは本作について、正統進化と革新を併せもつタイトルだとし、ジャンルを再定義するという3つのゲームモードを収録。プレイヤーのスキルにあわせたストリートを歩むことで、己の強さを求めることができるという。

また、今回初めて披露されたゲームプレイ映像では、リュウや春麗、ルークに加え、ジェイミーという新キャラクターが登場。ジェイミーは拳法の使い手であり、ダンスも得意な人物だそうだ。持ち技のひとつには「魔身」というものがあり、発動するとひょうたんに入った薬湯を飲む。すると“酔いLv”が上昇し、上昇したLvに応じた技が開放され使用可能になる。このほか、リュウや春麗などにも新技が用意される。


本作では、「ドライブシステム」という新たなバトルシステムを採用。バトル開始時から使用可能なドライブゲージを消費して、5つの技を出すことができる。たとえば、相手の攻撃を受け止める性能をもつ打撃技ドライブインパクトや、過去作でのEX技に相当するオーバードライブ、ガード硬直を解除して反撃するドライブリバーサルなどがある。なお、ドライブゲージは自動回復するそうだ。

新たな操作方法として「モダンタイプ」も実装される。1つの方向キーと必殺技ボタンの組み合わせだけで必殺技を出すことができ、さらにアシストボタンと攻撃ボタンと組み合わせればコンボが発動。バトルの駆け引きや爽快感を、より手軽に楽しめるように導入した操作方法だそうだ。もちろん従来の操作方法も利用可能で、こちらは「クラシックタイプ」と呼ばれている。

「ワールドツアー」モードの舞台となるメトロシティ。広大な世界として表現される模様


ゲームモードは3種類収録され、ひとつは「ファイティンググラウンド」と呼ばれており、従来の対戦格闘コンテンツを中心とした内容となる。「ワールドツアー」は、1人用の没入型ストーリーモード。自分自身のオリジナルアバターにて『ストリートファイター』の世界に飛び込むことができ、格闘ゲームのジャンルを超えた遊びが提供されるとのこと。そして「バトルハブ」は、オンラインのコミュニティスペース。たくさんの遊び要素が用意されるそうだ。ワールドツアーとバトルハブの詳細については、今後発表される。

そしてシリーズ初の機能として、本作には「自動実況機能」が実装される。AI技術を駆使し、eスポーツ分野で活躍する実在のキャスターが、リアルタイムで実況してくれるという。場面にあわせて熱く盛り上げてくれ、まるで大会に出場しているかのような臨場感を味わう事ができるとのこと。キャスターは、まずはアール氏とVicious氏の実装が決定している。今後さらに追加されるそうだ。

『ストリートファイター6』は、PC(Steam)/PS4/PS5/Xbox Series X|S向けに2023年発売予定だ。今回の発表に合わせて公式サイトが正式オープンし、各種情報が公開されている。興味のある方はこちらもチェックしておこう。