ゾンビ終末SRPG『Stories from the Outbreak』発表。どれだけ悲劇が起きても旅は続く、果てない脱出劇の結末


デベロッパーのColdwild Gamesは6月1日、『Stories from the Outbreak』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2022年Q3~Q4の早期アクセス配信開始が予定されている。 
 

 
『Stories from the Outbreak』は、ゾンビが蔓延する世界で展開されるターンベース制RPGだ。時は2020年。新たな病気が数週間のうちに世界を一掃してしまい、ゾンビが人間への攻撃を開始していた。プレイヤーはRigaという街のアパートで目を覚ます。秩序は完璧に崩壊し、ストリートも安全ではない。警察や軍隊も、もはや守ってはくれない。プレイヤーは、西海岸からアイスランドへ向けて脱出するという最後のフェリーに乗り込むために出発することとなる。 

本作にてプレイヤーは、危険がはびこるRigaの街から生存者の一団を率い、北海を航海するフェリーまで導くこととなる。メンバーとなるキャラクターたちは、それぞれが達成したいと考えている独自のタスクがあるという。こうしたメンバーたちの運命を握るのも、プレイヤーである。キャラクター同士は会話をすることもあり、ときには意見が二極化し対立が起こることも。会話の選択肢をプレイヤーが選択する場合もあるようだ。こうしたキャラクターたちのストーリーも重要になるといい、目的地にたどり着けるかが分かれるという。 

マップにおいては、さまざまなロケーションを辿りながらシェルターや資源を漁ることになるようだ。また、ゾンビとの戦闘が避けられない場合もある。バトルはコマンド選択式のターンベースで進行。バットや斧といった武器を手に、ゾンビと戦うことになる。ライフルなど遠距離武器も存在し、ヘッドショットで高威力のダメージを狙うこともできるようだ。登場する敵のタイプは20種類以上になるという。 
 

 
『Stories from the Outbreak』は物語のジェネレーターとして設計されているとのこと。そのため、すべての人が生き残るわけでもなければ、すべての人がゴールにたどり着けるとも限らないという。たとえ目標に失敗したとしても、そこで生じるドラマを楽しんでほしいということだろう。 

『Stories from the Outbreak』は早期アクセス配信が予定されている。早期アクセス配信開始時点では短いシナリオが収録され、4人のキャラクターと12種類の敵、2つのマップが実装されているという。パーマデスが採用されているため常にゴールにたどり着けるとは限らないものの、1周プレイするにあたっては1時間程度になるそうだ。正式リリースに向けては、より深いキャラクター同士の関係性のシステムや、個々のキャラクターのタスクやクエストによる改良されたストーリーテリングが実装予定だという。マップやイベント、キャラクターなども増えていくそうだ。早期アクセス配信期間は少なくとも1年間が予定されている。 

本作を手がけるのは、ラトビアに拠点をおくスタジオColdwild Games。過去作としては、リラックスできる釣りゲーム『Luna’s Fishing Garden』や宇宙クリッカーゲーム『Lazy Galaxy 2』などを発売。いずれも高評価を獲得している。ジャンルを問わず開発を続けるColdwild Gamesが、最新作ではゾンビアポカリプスものに挑むようだ。 
 

 
『Stories from the Outbreak』は2022年Q3~Q4に、SteamにてPC向けに早期アクセス配信予定だ。