サイバーパンク泥棒RPG『HeistGeist』発表。カードデッキ構築バトル&ハッキングにて、企業からお宝を盗み出す
デベロッパーのDoublequote Studioは6月1日、デッキ構築型RPG『HeistGeist』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switchで、2023年配信予定。
『HeistGeist』は物語主導のデッキ構築型RPGだ。サイバーパンクの世界観をもつ2040年代の中央ヨーロッパを舞台とする。主人公は、泥棒仕事を請け負っているAlex。彼女は、直近の仕事にてひどい失敗をしてしまい、企業が差し向けた暗殺者や、恨みをもつクライアントに追われる生活を送っている。それでも、失った信頼を少しずつ取り戻そうとしていた。
Alexは、各分野のスペシャリストを集めてチームを結成。泥棒仕事をおこなうにあたっては、まずは事前にプランを練ることになる。トレイラーでは、とある企業の施設の地下4階にあるデータがターゲットだとし、AlexはKarelという名の男性と相談している。Karelは情報通のようで、施設の構造などについて的確なアドバイスをくれる。本作では、キャラクターの会話は英語フルボイスで展開するとのこと。
上述の施設における、侵入可能なルートは2つ。エレベーターで正面から向かうなら生体認証カードが必要で、その場合はKarelの知人の助けが必要になるという。もうひとつは、メンテナンス用通路を利用するルート。こちらは電源室を通る必要があり、警備員がいる可能性が高い。本作では、事前にさまざまな可能性を検討し、綿密に計画を立てることになる。ただ、現場では計画どおりにいかないこともあるため、臨機応変に対応することも求められるそうだ。
トレイラーでは、メンテナンス用通路からの侵入を選択。案の定武装した警備員がおり、バトルへと突入している。本作では、カードデッキを用いたターン制のバトルシステムを採用。カードには、攻撃など単体での効果に加え、前後に使用したカードとの組み合わせによって、シナジー効果を発揮するものもあるようだ。デッキの構築によってプレイスタイルを変えることができ、またカードはアップグレードも可能とのこと。
潜入した施設にはセキュリティシステムが存在し、たとえばドアのロックを解除する際には、もうひとりの仲間Zoyaが活躍する。彼女はハッキングのスペシャリスト。仮想空間内に表現されたセキュリティシステムに対し、ここでもカードデッキを駆使したターン制バトルが展開される。強力なプログラムを走らせて防壁を突破したり、ウイルスを流し込んだりして、ハッキングを成功させるのだ。
本作ではこのようなかたちで、さまざまな企業の施設へと侵入し、ターゲットを盗み出すことに挑戦する。施設の構造はステージによりさまざまで、AlexとZoyaが二手に分かれて潜入することもある様子。また、サブ目標が設定されることもあり、リスクを冒してでもより多くの報酬を狙うかどうか選択に迫られる。そして盗み出したデータなどは、ブラックマーケットで売りさばくことになる。
『HeistGeist』は、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに2023年配信予定だ。