PS Plus新プラン、アップグレード時に「割引分が相殺される」との報告は不具合と公式声明。セール差額は支払わなくていい
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは5月26日、新たなPlayStation Plusが展開されているアジアにて発生していた、「セール価格で購入したPS Plusを上位プランにアップグレードする際に、差額が請求される」現象は不具合であると発表した。
発端となったのは、アジア圏のユーザー報告だ。新しくなったPS Plusは、5月24日より香港、インドネシア、マレーシア、シンガポール、韓国、台湾、タイにて展開開始されている。そうした中で、PS Plusを上位プランにアップグレードしようとしたユーザーから、「過去にセール時でPS Plusを購入したが、アップグレード時にセール額の差分を請求される」との報告が寄せられていた。
新PS Plusには、これまでの標準となっていたエッセンシャルだけでなく、エクストラやプレミアムといったプランが存在。そして、現在PS Plusに長期加入しているユーザーでも、上位プランに加入する場合は現在のプランとの差額を支払わなければならない仕様である。その差額を支払う際には、セール時に購入したユーザーも、定価分の価格で請求されていたようだ。つまり、10%オフ時にPS Plusを1年購入したユーザーは、その10%の割引額も含めてアップグレードのときに支払うことが求められていた、というわけだ。
あくまで新PS Plusが現在展開されているのはアジア圏であるが、セールでの差額を請求される仕様について、不安を見せるユーザーが欧米や国内で続出。懸念が高まっていた。しかしながら、どうやらその請求は不具合だったようである。SIEが運営するサポートアカウントAskPlayStationは、「技術的な問題により、割引価格でPS Plusに購入したユーザーへのアップグレード差額請求の際に、誤った請求をしていた」と案内。すでにその差額を支払ったユーザー向けには補填対応をすると表明した。
あくまで日本を除くアジアでの展開およびお詫びであるが、この仕様のまま日本上陸するとなれば、不満を感じるユーザーもいたかもしれない。ひとまず、セール分の差額は支払わなくてもよさそうである。大幅リニューアルされる新たなPlayStation Plusは、国内にて6月2日よりサービス開始予定だ。