脱出サバイバルホラーゲーム『Homebody』発表。閉じられた別荘に、異形の殺人鬼が忍び寄る
パブリッシャーのRogue Gamesは5月25日、Game Grumpsが手がけるサバイバルホラーゲーム『Homebody』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)で、配信日は未定。
『Homebody』は、1980年代のスラッシャー映画やホラーゲームから影響を受ける、物語主導のサバイバルホラーゲームだ。主人公のエミリーは、大学時代の友人たちとペルセウス座流星群を見るために、人里離れた場所にたたずむ貸別荘を訪れる。彼女らはしばらく疎遠になっていたのか、この機会にふたたび友情を深めたいと考えていた。しかしエミリーは、抱えている心の傷や社会不安症のせいで、かえってより孤独を感じてしまう。
そんななか、突然停電が発生。エミリーは、内心ちょっとホッとした気持ちになったものの、事態はさらに急展開する。謎の殺人鬼がどこからともなく現れ、闇に紛れて友人たちをひとりひとり殺害し始めたのだ。彼女らは別荘内に閉じ込められた状態となっており、絶体絶命の危機である。
本作にてプレイヤーはエミリーとして、友人たちと落ち合い、別荘から脱出することを目指す。ただしそのためには、難解なパズルの数々を解かなくてはならないという。トレイラーでは、マス目に印や数字が書かれたノートの切れ端を発見する場面や、電気を扱っているらしきシーンが確認できる。別荘からの脱出は、最初は不可能にも感じるかもしれないが、友人と協力して手がかりを集め、それらを手帳に記録していくことで、少しずつ希望が見えていくるそうだ。
トレイラーでは、殺人鬼らしきキャラクターも確認できる。奇妙な仮面をつけており、壁に自らの頭を打ち付けていたり、無表情でナイフを振り上げたりと不気味である。殺人鬼に搭載されたAIは、状況に敏感に反応するなどの特徴があり、同じ遭遇パターンを繰り返すことはないとのこと。
ゲームを進めるなかでは、友人との再会に繋がるダイアログ上での選択が求められることも。ただその結果、友人が殺される様を目の当たりにすることもあるようだ。また、手がかりを探していくことで、この別荘に隠された謎も明らかになっていくという。
本作の開発元Game Grumpsは、シングルファーザー同士のロマンスを楽しむアドベンチャーゲーム『Dream Daddy: A Dad Dating Simulator』を手がけたことでも知られる。ご近所のパパたちとデートをする作品から、新作では一転して殺人鬼に追われるホラーゲームを制作することとなり、同スタジオの多才さが伺える。また本作では、PS2時代を彷彿とさせるような、クラシックな3Dグラフィックをあえて採用している点も興味深い。
『Homebody』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに開発中。配信日は未定だが、「Coming soon」と案内されており、そう遠くない時期にリリースされそうだ。