ドット絵光るデッキ構築RPG『ソウルヴァース』コンソール/PC向けにリリースへ。前日譚となる新作も発表


集英社ゲームズは5月22日、スマートフォン向けRPG『ソウルヴァース(SOULVARS)』をコンソール/PC向けにリリースすると発表した。あわせて、前日譚となる新作『SOULVARS FATAL ERROR』の制作を開始したことも明かしている。 
 

※iOS/Android版トレイラー


『ソウルヴァース』は、ダイナミックなドット絵アニメーションで表現される戦略性の高いバトルが特徴のデッキビルドRPGだ。舞台となるのは、人の魂(ソウル)を喰らう異形ドミネーターが蔓延る世界。主人公はソウルベアラーのヤクモだ。生まれつき特異な能力を身につけたソウルベアラーたちは、民間組織DDO(ディード)と契約し、無差別に人々を襲うドミネーター排除の任務を遂行していく。
 

 
最大3人パーティのターン制バトルでは、各メンバーのデッキから手札となる「ソウルビット」を選択。斬撃を放つスラッシュ・能力を高めるチャージ・防御可能状態になるガードといったさまざまなソウルビットをAPの数だけ選び、アクションを決定する。また敵の弱点を突くなどしてAPを溜め、複数のソウルビットから特定の組み合わせを選択すれば、強力な攻撃手段となるアーツが発動。大ダメージのド派手な必殺技を叩きこめる。 

手札となるソウルビットはキャラクターのギア(装備)に紐づいており、武器・防具・アクセサリの組み合わせでデッキのラインアップが変化する。またソウルビット以外にも、変身して一時的に能力を高めるオルタネイションや、特殊なギアであるソウルドライバーに紐づく各種アビリティが使用可能だ。これら複数の要素によって、奥深いデッキ戦略バトルが構築されている。 
 

※画像はiOS/Android版

 
ダンジョンエリアでは、フロアマップを確認しながら各部屋を移動。怪しいポイントを調べてアイテムを獲得したり、出会う人々からミッションを受注したりと、探索要素も楽しめる。成長要素としては、レベルの概念が存在しない代わりに、ソウルドライバーとの同調率を高めることで能力がアップする。またギアカスタマイズも可能で、ソウルビットを追加し、ステータスを上昇させられる。レアドロップ収集や育成、クリア後の隠しダンジョンといったやり込み次第では、100時間以上遊べるとされている。 

なおコンソール/PC版では、スマートフォン縦持ちに特化していたインターフェースを改修。横画面に適したレイアウトに最適化される。そのほか、チュートリアルの最適化などが施されるとのことだ。 
 

 
本作開発元ginolaboは、国内開発者ジーノ氏によるインディーゲームスタジオだ。開発は同氏が単独でおこなっており、本業の傍ら3年以上かけて完成させたという。買い切りアプリとして1月8日にリリースされたiOS/Android版は、リリース直後にApp Store/Google Play上の有料RPG売上ランキング1位を獲得。現在のストア平均評価は★4.6を記録しており、プレイユーザーの評判も上々の様子。個人で開発したとは思えない美しいドット絵アニメーションや、多くを語らないハードボイルドなストーリー、豊富なやり込み要素などが支持を得た結果といえそうだ。集英社ゲームズとのタッグによるプラットフォーム拡充によって、腰を据えてじっくり楽しめる環境が整うことだろう。 
 

 
コンソール/PC版の発表にあわせて、本作の前日譚となる新作『SOULVARS FATAL ERROR』の制作開始も発表されている。詳細内容は明かされていないものの、本作の世界観をさらに深めるタイトルになりそうだ。今後の続報を待ちたい。 

『ソウルヴァース』は、コンソールおよびPC向けにリリース予定だ。