エヌシージャパンが運営するMMORPG『ブレイドアンドソウル』は5月18日、「剛剣士第3覚醒 炎帝」と銘打ったアップデートを配信した。今回のアップデートでは剛剣士の新たな覚醒系列「炎帝」と、新たな古代ダンジョンとなる「魂輪派本山」が追加された。
剛剣士に追加される第3覚醒系列の「炎帝」では、名前のとおり大剣に炎の力をまとわせることで非常に強力なダメージを与えることができるようになる。従来の剛剣士は抵抗効果を得られる陣を張り、その範囲を中心にして戦うのが基本的な戦い方だ。一方で「炎帝」は専用のバフを使うことで、移動しながら陣と同様の効果を得ることができるようになる。これまでの剛剣士にはない、新たなスタイルの戦いができる可能性を秘めた覚醒系列だ。
新規追加される古代ダンジョンの「魂輪派本山」は、過去に登場したキャラクター「ソーン・ジュリア」が属していた門派である魂輪派が登場。このダンジョンでは門派員が総出で主人公を待ち構えているとのこと。既存の古代ダンジョンと同じ方式で、今回は20段階の難易度で構成されている。初心者から長く遊んでいるプレイヤーまで、幅広い層が挑戦できる仕様だ。
低難易度から「天流腕輪」「天流腰巻き」といった最高級装身具を狙うことができるようになっているのも魅力のひとつだろう。これまで実装されてきた古代ダンジョン同様に、挑戦する価値のあるコンテンツとなっている。同時に実装される剛剣士の第3覚醒系列も活用しながら攻略していきたい。
剛剣士第3覚醒系列「炎帝」の実装を記念して期間限定のイベントも開催中だ。期間中はカイモショップにて「炎帝実装記念プレゼント」を、1アカウントにつき毎日1回0カイモで購入可能。プレゼントの中には義侠団レベルを上げられる「義侠団の迅速挑戦護符」や、さまざまなアイテム進化に活用できる「月石結晶」などが入っている。
さらには「炎帝実装記念プレゼント」を購入した回数に応じた追加のプレゼントも用意されており、10回購入することで剛剣士実装当初からあるテーマ衣装の「闘神」「信念」のセットが入手できる。開催期間は5月25日のメンテナンス開始前までとなっている。毎日忘れずに購入して、この機会にぜひ獲得しておきたい。
今回のアップデートについて、FSグラウカこと『ブレイドアンドソウル』運営プロデューサーの山本浩正氏にミニインタビューを実施。アップデートの概要をうかがったので、その内容をお届けする。
――新しい剛剣士覚醒系列である「炎帝」について、既存の系列と比べた際のメリットとデメリットを教えてください。
山本氏:
「炎帝」のメリットは2つあり、1つ目は既存の系列に比べて与えるダメージが大きくなったことです。特定の武功を使用することで対象に「融解」というデバフをかけることができます。「融解」デバフを累積させることで、ダメージを最大で6%まで増加させることができます。
2つ目は、自由に動き回りながら戦えることです。既存系列では「仙剣方陣」という武功で状態異常に抵抗できるようになる陣を張り、その中で戦うのがセオリーだったのですが、「炎帝」では「仙剣方陣」が使えません。その代わりに特定の武功で獲得できる「炎」バフがかかっている間、右クリックで使用できる「速剣」使用中は状態異常に抵抗することができます。そのため場所に縛られることなく自由に戦うことができるようになりました。
デメリットとしては、戦いの自由度が増えた分、既存系列に比べると手軽に状態異常抵抗ができる系列ではないので、キャラクターの操作にある程度慣れている方でないと扱うことが難しいということでしょうか。ゲームを始めたばかりの方は、既存の系列を遊んでから「炎帝」に挑戦いただいたほうがいいと思います。
――既存の系列と使い分けできる局面や状況などを教えてください。
山本氏:
従来から剛剣士で遊んでいる方は、とりあえず「炎帝」でプレイすることをお勧めします。既存系列より火力の強さを感じられるかと思います。昨年のアップデートにて系列毎に区分されていたアイテム性能が統一され、気軽に系列を変更できるようになりましたので、是非触ってみてください。その上で「仙剣方陣」による戦い方のほうが好きな方は、系列をもどすといった選択も出てくるかと思います。
他系列との使い分けとしては、従来の「仙剣」系列は射程の長い武功が多いので、戦場などの一撃が勝敗を分けるPVPコンテンツには「仙剣」のほうが向いているかもしれません。
――新しい古代ダンジョン「魂輪派本山」のモチーフや特徴について教えてください。
山本氏:
新規古代ダンジョン「魂輪派本山」は、魂輪派という門派の本山で、時間を操ることが得意な初代門主のチリンが自身の力の危うさに気づき自らを永遠の時間の中に封印した場所です。
マップを移動していると朽ち果てていた建物が早戻しされたように復元される演出があったり、ボスの使用する武功も時計の針のようなエフェクトだったりと、時間を意識させる仕掛けが随所に見られます。
また、道中に数か所ある霊廟でお参りすると、攻撃バフがかかったり、ダンジョン奥地への龍脈(ワープポイント)が出現したり、ランダムな効果が発生するので何度行っても飽きさせないつくりになっています。
――ダンジョンの難易度は上位の段階ではどの程度のものになるのかを教えてください。
山本氏:
既存の封魔録ランキングが採用されたダンジョン「試験の殿堂」「伝承の霊廟」と同程度のバランスになる予定です。これらのダンジョンは20段階の難易度にわかれていますが、現状日本サービスでは最高難易度の20段階に到達しているパーティがいないので、プレイヤーの動向を見つつ調整が必要かどうか検討をしているところです。
――報酬である最高級装身具「天流腕輪」「天流腰巻き」の性能はどの程度のものなのかを教えてください。
山本氏:
これまでは「天狼腕輪」と「天狼腰巻き」が最高の性能でしたが、「天流腕輪」「天流腰巻き」はさらに上位の性能を持っています。装身具自体の性能にプラスして、天流装身具はステータスを付与できる「隕石」スロットがあるので、さらに強化を行うことができます。天流装身具は、「魂輪派本山」の低難易度から獲得が狙えますので、始めたばかりの方も長く遊んでいる方もぜひ挑戦してみてください。
――ありがとうございました。
『ブレイドアンドソウル』はPC向けに基本プレイ無料で配信中。アップデート「剛剣士第3覚醒 炎帝」は5月18日に配信中だ。
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