『ホグワーツ・レガシー』公式が“ファンタジー世界の夜の雨の街を20分映すだけ”の映像公開。実用性ありそう


『ホグワーツ・レガシー』公式が、新映像を公開した。待望の新情報になるかと思いきや、その内容は“雨の夜の街”を映すだけのもの。ただし、人によっては実用性もあるかもしれない。


『ホグワーツ・レガシー』は「ハリー・ポッター」シリーズを題材としたオープンワールドアクションRPGだ。ゲームでは小説や映画より前、19世紀のホグワーツ魔法魔術学校が描かれる。キャラクターをカスタマイズできるほか、ポーションをクラフトしたり、呪文に習熟したりと自分好みの魔法使いになることができる。

本作では、学園生活を楽しむ。授業に出たり、課外活動をしたり、生徒と交流を深めたり。「ハリー・ポッター」の世界を存分に味わう作品となっているのだ。時には街に出かけることができるという。そんな夜の街を映しているのが、今回のトレイラーとなる。


季節は春の夜。景観は段階的に変わっていき、ホグワーツが映ったり、ホグズミードが映ったりと、「ハリー・ポッター」にちなんだ景観がチラチラ。虫の声がする場所があれば、何の音もしない場所も。雨の強さを含めた天候や環境音も変わっていく。単に雨の音がするだけでなく、映像も音も変化していくわけだ。『ホグワーツ・レガシー』でも、こうした環境を味わえるのかもしれない。

雨音系のBGMは、作業や勉強、そして睡眠導入などに密やかに人気のあるジャンルだ。ゲーム会社が“公式環境音”を公開するのもやや珍しい。ほかに例を挙げると、株式会社ポケモンは今年に入り、森で過ごすフシギダネを1時間映し続ける動画を公開していた。とはいえこちらはフシギダネを眺める楽しみもあり、コンテンツの軸はやや異なるかもしれない。いずれにせよ、どちらもリラックスできる心地よい映像になっているだろう。

筆者もこの映像を聞きながら本原稿を執筆したところ、喧騒あるオフィスの中で集中することができた。作業用BGMを欲する人は、ぜひ映像を見て聞いてみてはいかがだろうか。