中世RPG・RTS『The Valiant』発表、日本語対応。神聖な遺物を巡る、テンプル騎士団のかつての同胞たちの戦いを描く

THQ Nordicは5月17日、『The Valiant』を発表した。『The Valiant』は、13世紀のヨーロッパと中東を舞台にする、RPG要素のあるRTSだ。

パブリッシャーのTHQ Nordicは5月17日、KITE Gamesが手がけるRTS『The Valiant』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|Sで、2022年内に配信予定。ゲーム内は日本語表示に対応する。


『The Valiant』は、13世紀のヨーロッパと中東を舞台にする、RPG要素のあるRTSだ。1人プレイ用のキャンペーンモードでは、アーリンの杖と呼ばれる古代の遺物にまつわる物語と戦いが描かれる。テンプル騎士団の騎士であるセオドリッヒとウルリッヒは、その神聖な遺物の欠片を偶然発見。ウルリッヒは残りの欠片の収集を目指すが、アーリンの杖は強大な力をもつとされ、世界に悪と災いをもたらしかねないという。セオドリッヒはその後騎士団を去ったものの、ウルリッヒを止めるためにふたたび戦場へと戻ることとなる。

キャンペーンモードにてプレイヤーはセオドリッヒとなり、ヨーロッパから中東を巡る旅をおこなう。ウルリッヒがアーリンの杖を復活させることを阻止すべく、残る欠片を先に見つけ出すことが目的だ。道中では、ドイツ騎士団の一員であるラインハルトや傭兵隊長のグリムヒルト、射手のコンラッドなど6人の英雄の戦士たちと出会い、仲間となる。そして彼らの部隊を指揮するかたちで、合わせて15種類のミッションに挑戦。ウルリッヒが差し向けた軍勢と対峙するのだ。


仲間となった英雄たちの部隊は5ユニット以上で構成され、部隊ごとに3種類のスキルツリーが存在。レベルアップした際には、さまざま用意されたパッシブ・アクティブスキルから選択し習得可能とのこと。また、ゲームを進めるなかでは多彩な武器と鎧を獲得でき、そうした装備品にはそれぞれ独自のステータスが設定されているほか、特別なスキルのオプションも用意されている。プレイヤーは、英雄の武器などの装備とスキルを組み合わせ、独自のビルドを構築して戦いに挑むことになる。

本作にはキャンペーンモードに加え、マルチプレイモードも用意される。そのひとつ「Last Man Standing」と呼ばれるモードでは、3人のプレイヤーが協力して敵の大群に立ち向かう。そのなかで経験値を稼ぎ騎士たちのレベルを上げ、新しいスキルとコスメティックアイテムをアンロックしていく。

協力プレイモードだけでなく、PvPモードも収録される。1対1あるいは2対2での対戦を楽しむことができ、ランキングを上げることで、コスメティックアイテムや特別な報奨を獲得できるそうだ。


本作を手がけるKITE Gamesは、RTS『サドン ストライク 4』などの開発元として知られるスタジオだ。『The Valiant』においては、物語主導のキャンペーンモードを用意するとともに、比較的少ない人数のユニットの部隊で、より戦略的な戦いを楽しめることに注力して開発。目新しいRTS作品を求めるプレイヤーにアピールできるタイトルを目指しているとのこと。

『The Valiant』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに2022年内に配信予定だ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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