終末世界探索&ターン制戦略ゲーム『Miasma Chronicles』発表。人間とロボットの兄弟が荒廃した世界を冒険
パブリッシャーの505 Gamesは5月17日、戦術アドベンチャーゲーム『Miasma Chronicles』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|Sで、2023年配信予定。ゲーム内は日本語音声・字幕に対応する。
『Miasma Chronicles』の舞台となるのは、それほど遠くない未来のアメリカだ。この国は、「Miasma」という名前でのみ知られる邪悪な力によって引き裂かれた状態にあり、終末世界の様相を呈している。そうしたなか主人公の青年エルヴィスは、Miasmaを操ることができるという不思議な手袋を手に、兄のディグズと共に冒険の旅に出る。ふたりは、何らかの答えを探し求めており、その答えは、人類の歴史の行く末を永遠に変えることになるかもしれないという。
本作は、リアルタイム探索ゲームプレイに、RPG要素を備えた戦術的ターン制バトルを融合した作品とのこと。公開されたスクリーンショットでは、荒廃した都市を探索したり、遮蔽物のあるフィールドにて敵らしきキャラクターに忍び寄ったりする様子がみられる。
現時点ではゲームプレイの詳細は不明ながら、敵となるのは人間ではなさそうだ。スクリーンショットでは、弓矢を構える二足歩行のカエルのようなキャラクターが確認できる。エルヴィスたちは武器や能力を駆使して戦うこととなり、それらのアップグレード要素も用意されているそうだ。
ティザートレイラーには、エルヴィスと共にロボットが登場しているが、実は彼が兄のディグズである。エルヴィスは、棘の渦のような奇妙な物体に手袋をした手をかざし、その物体を操ろうとしている様子。しかし失敗したのか、手袋から炎が上がる。そこへ素早く駆け寄り消火するディグズの行動からは、ゲームプレイにおける彼の能力や役割を示している可能性も感じられる。
エルヴィスの手袋はMiasmaを操れるとされていることから、この棘の物体がMiasmaなのかもしれない。また、手袋は母から受け継いだものであり、彼らの母親はその物体の“向こう側”にいるという。このような不思議な世界観をもつ終末世界にて、エルヴィスとディグズは、Miasmaの背後にある真実を探るべく旅を続ける。
本作を手がけるのは、スウェーデンに拠点を置くThe Bearded Ladiesだ。ターン制戦略ゲーム『Mutant Year Zero: Road to Eden』の開発元として知られ、『Miasma Chronicles』は高評価を得た同作に続く新作となる。引き続きターン制戦略バトルを採用したということは、同スタジオが得意としているジャンルなのだろう。前作譲りの美しいビジュアルも見所となっている。
『Miasma Chronicles』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに2023年配信予定だ。