銃器×傘で戦うアクション『Gunbrella』発表。アンブレラなガンブレラで繰り広げる高機動バトル
Devolver Digitalは5月11日、2Dアクション『Gunbrella』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch。リリース時期は2023年が予定されている。
『Gunbrella』は、「ノワールパンク」とのジャンルを謳うアクションアドベンチャーゲームだ。舞台となるのは、自然資源が急速に枯渇しつつある世界。プレイヤーは、荒々しい木こりの男となり、復讐の旅に出ることとなる。その得物となるのは、謎のGunbrella(ガンブレラ)なる武器だ。これは、銃器にも傘にもなる不思議な代物。主人公の復讐の旅はやがて、グールやギャング、警官やカルト信者、そして企業による搾取などが絡んだ複雑な様相を呈することとなる。
プレイヤーはGunbrellaを使うことで、さまざまなアクションが可能となる。たとえばジャンプし、空中で傘を開くことで、ふわりと高く飛び上がることができる。また屋根と屋根の間にかけられた縄に傘を引っかけることで、ターザンロープのようにグライドすることも可能だ。そしてGunbrellaは戦闘においても威力を発揮。ガンファイトの最中に傘を開くことで、相手の銃弾を弾き返すことができる。傘を利用した機動力と防御、そしてカウンターによる銃撃で、ハイスピードな戦闘が繰り広げられるようだ。
復讐の旅のなかでは、数多くの奇妙なキャラクターたちに出会うことにもなるという。こうした人々と会話したり、ときには尋問したりすることで、復讐の目的を遂げるための調査を続けていくのだ。調査のうえで明らかになった事実は、調査ノートに記録されていくという。また、ときには対価と引き換えに情報を提供してくれるキャラクターもいるようだ。ロケーションとしては、さまざまな場所が登場。カルト教団による子どもの誘拐被害に脅かされる小さな町や、ジャンクヤードを要塞化したギャングの縄張りなどを訪れることになるという。また、神話的に語られるAvalonなる都市も舞台になることが示唆されている。
『Gunbrella』の世界では、奇妙な怪異も発生する。血濡れた土地では、亡霊や怪物が実体化する超常現象も発生するそうだ。それを裏付けるように、トレイラーでは、巨大なボスとのバトルの様子も見られる。地面から蛇状の身体をくねらせる敵や、画面の半分を覆いつくすほど大きな獣の姿などが映像で確認可能だ。こうした圧倒的なサイズのボスと戦う際にも、傘による跳躍など身のこなしが重要となるのだろう。
本作の開発を手がけるのは、アメリカのオレゴン州に拠点をおくスタジオdoinksoftだ。同スタジオは過去作として、バトルスーツに乗ったネコのアクションゲーム『Gato Roboto』を2019年にリリース。Steamストアレビューでは本稿執筆時点で2300件以上の評価を集め、ステータス「非常に好評」を獲得している。2Dアクションゲーム開発のノウハウが、『Gunbrella』でも活かされていることに期待しよう。
『Gunbrella』はPC(Steam)/Nintendo Switch向けに2023年発売予定。Devolver Digital作品といえば日本展開しているタイトルも多いため、Nintendo Switch版の国内販売にも期待したいところだ。