デッキ構築バトルゲーム『Wildfrost』発表、日本語対応。ランダム生成のリーダーとともに、カウントを読み合いカードバトル


パブリッシャーのChucklefishは5月11日、デッキ構築バトルゲーム『Wildfrost』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch。今年冬のリリースが予定されている。本作は、架け橋ゲームズの協力により日本語に対応するようだ。 
 

 
『Wildfrost』は、ローグライク要素のあるデッキ構築型戦略ゲームだ。舞台となる世界は、ワイルドフロストなる存在に敗れ、永遠の冬を迎えている。プレイヤーは、最後の砦であるスノードウェルの街に住む生存者として、凍てついた世界を冒険することとなる。強力なカードの仲間とさまざまなアイテムを集めてデッキを構築。太陽の神殿を目指して戦い、冬に閉ざされた世界を救い出すのだ。 

冒険に出る前、プレイヤーはリーダーと開始時のペットを選ぶことになる。リーダーはランダムに生成され、所属する部族によって異なるスキルやステータスをもっている。冒険を進めるにつれ、プレイヤーは異なる部族からさらなるデッキをアンロックし、試すことが可能だ。旅の道中では、凍り付いた仲間を救出し、財宝を発見。入手したお金で商人と取引することも可能だ。プレイヤーの選択や決断によって、プレイするたびに独自のデッキが形成されていくという。カードとしては強力な仲間や、戦闘を手助けする便利なアイテムなどが存在。またカードにはそれぞれ属性が設定されているそうだ。さまざまなカードの組み合わせを試すことで、プレイヤー独自の戦略が生まれるという。なお、仲間のカードはチャームを使うことでより強力にすることができる。 
 

 
本作の戦闘で鍵を握るのが、カウンターシステムだ。カードにはそれぞれカウントが設定されており、カウントダウンが進行することで自動的に行動に移る。敵のカウントの進行に注意を払っていれば、先んじて対策を打つことも可能だ。カウントが進むなかで、仲間を強化したり、敵の攻撃を遅らせたり、さまざまな戦略をとることができる。あるいは、カウンターを進めて一気に攻勢をかけることも可能だ。カウンターを把握し、ターンをコントロールすることが本作のバトルにおいて重要となる。 

プレイヤーの拠点となるのは、スノードウェルの街。街では生存者たちが、熱を放つ不思議な氷の欠片であるルミナイスの力を利用して暖を取っている。プレイヤーは冒険を進めることで、街を徐々に拡張することが可能。そのなかでは、ペットショップや発明家の小屋といった施設を建設することができる。拡張された新たなエリアでは、カードや部族、コスメティックアイテム、チャレンジ要素、イベントなど、冒険に役立つものを手に入れることができるという。 

本作では最終目標となる凍てつくガーディアンを撃破したのちも、ゲームプレイ要素が用意されている。デイリープレイやチャレンジといったコンテンツを通じて、スキルを磨いてスコアを更新することができるそうだ。 
 

 
『Wildfrost』の開発を手がけるのは、デベロッパーDeadpan Gamesに所属するWill Lewis氏および、アートとデザインを手がけるGaziter氏。 Lewis氏はこれまでに洞窟探検アクション『Caveblazers』を手がけ、2000件以上のSteamストアレビューから「非常に好評」ステータスを獲得している。一方 Gaziter 氏は、サバイバルクラフトゲーム『Forager』などでアートを手がけてきた。『Wildfrost』は2020年3月からリモート体制で開発を開始。Gaziter氏による紙製のプロトタイプから発展を遂げてきたそうだ。開発実績のあるコンビによるゲーム作りに期待がかかる。 

『Wildfrost』は2022年冬、PC(Steam)/Nintendo Switch向けに発売予定。架け橋ゲームズとの協働が発表されていることから、Nintendo Switch版の国内展開も期待したいところだ。