『Hollow Knight』Steam版の同時接続プレイヤー記録がまたも更新。発売から5年経つも、大台に乗せる


デベロッパーのTeam Cherryが手がけた探索型2Dアクションゲーム『Hollow Knight(ホロウナイト)』について、発売から5年以上が経った5月7日、Steamでの同時接続プレイヤー数のピーク記録を更新したようだ。海外メディアgamesrader+が報じている。 
 

 
『Hollow Knight』は、メトロイドヴァニアスタイルの2Dアクション・アドベンチャーゲームだ。ムシたちが住まう崩壊した王国ハロウネストを舞台に、プレイヤーは放浪の旅をおこなうことになる。やりごたえのある難易度やダークな世界観が支持を集め、Steamのユーザーレビューではステータス「圧倒的に好評」を獲得。2019年2月時点で280万本以上を売り上げている。 

本作は、発売当初よりじわじわと同時接続プレイヤー数を伸ばしてきた。とくに2021年8月には、発売から4年を経て同時接続プレイヤー数のピークが1万2891人に到達し、新記録を達成(関連記事)。とくにコンテンツアップデートがあったわけではなかったものの、セールの実施によりプレイヤー数が増加。くわえて著名な配信者によるストリーミングなども重なったことなど、複合的な理由から記録を達成したと見られていた。
 

 
ところが『Hollow Knight』は今月に入り、さらなる同時接続プレイヤー数の記録を達成した。5月7日には、同時接続プレイヤー数が2万324人に到達(SteamDB)。前回の記録よりさらに8000人近くを上乗せすることとなった。直近の本作の動向を見てみると、2021年8月以来、本作の同時接続プレイヤー数は8000人~1万2000人程度をコンスタントにキープしてきた。しかし、5月の頭にかけて、急激にプレイヤー数を伸ばしていることがわかる。 

同時期はSteamにおいて、「ローグ:不屈の祭典-2022」セールが開催されていた時期。ローグライク、ローグライト、ダークソウル系、メトロイドヴァニアのジャンルに広く関連するゲームが割引をおこなっていた。このとき、『Hollow Knight』では60%の値引きが実施。通常価格1480円のところ、過去最安値となる592円で販売していた。このディスカウントを機に、多くのユーザーが本作を購入しプレイするようになったといえそうだ。ちなみにgamesrader+は、『エルデンリング』ブームの影響でソウルライク要素のある本作が追い風を受けたのではないかとの見立ても伝えている。 
 

 
なお開発元Team Cherryは、続編となる『Hollow Knight: Silksong』を現在開発中。発表から3年が経つ現在も発売時期は未定となっており、ファンの注目を集めている。こうした根強い期待感も、旧作である『Hollow Knight』の人気を支え続けているのかもしれない。