『エルデンリング』マルギットやラダーンなどボスを「目隠し」で撃破し続ける猛者。遺灰も弓もなし、どう倒したか

『エルデンリング』で、目隠しをしながらボスたちを倒す猛者がいるようだ。マルギットやラダーンなど強敵をばったばったとなぎ倒しているようだ。

『エルデンリング』で、目隠しをしながらボスたちを倒す猛者がいるようだ。マルギットやラダーンなど強敵をばったばったとなぎ倒しているようだ。Kotakuが伝えている。

数々のボスに挑戦しているのは、star0chris氏。スピードランナーとして『エルデンリング』のany%のRTAに挑戦している。同氏は最速クリアだけでなく、特殊な条件下のボスチャレンジにも挑んでいるのだ。というのも、目隠しでボスの討伐に挑んでいるのである。

討伐したボスの数は幅広い。マルギットに、ゴドリックに、ラダゴンの赤狼。レナラに神肌の貴種に、竜のツリーガード、ラダーン、ゴッドフレイ、モーゴット、さらに火の巨人まで撃破している。面白いのは、遺灰や弓などの長距離武器の使用も禁じていること。肉弾戦メイン、レベルもさほど上げず、名だたるボスを倒しているのである。正攻法で撃破しているのだ。


たとえば、マルギットについては、パリィを展開し攻撃を弾きながら圧倒。ゴドリックについては、地味な回避を重ねて粘り強く敵を撃破している。ラダーンについては、行動を把握しきり、大盾による堅牢な守りと、的確な回避で見事目隠しのままクリアに至った。それぞれのプレイ動画が同氏のチャンネルで公開されているが、すべてが驚異的である。

全体的な傾向としていえるのが、とにかく音をうまく利用していること。敵の行動パターンを把握するだけなく、その音で行動を判断し、適切な対応をとっている。Kotakuに語ったところによると、単に予習して目隠しでチャレンジするだけでなく、目隠しチャレンジ後にそのリプレイを見直すことで復習などしていたそうだ。

ちなみに同氏は『エルデンリング』のボスの7割ほどを目隠しで討伐済み。その中でも苦労したのが、レナラだという。というのも、同ボスは第一段階では、ちょっとしたギミックが用意されている。そのギミックはランダム性を備えているほか、目で見てそのギミックを判断する必要があるため、かなり苦しんだようだ。


またstar0chris氏は今後、神肌のふたりやマリケスといった終盤のボスを倒していく予定とのこと。マレニアといった寄り道ボスも目隠しで倒すことを目指すという。ただし、ゲーム全体を目隠しでクリアすることは、時間がかかりすぎることも踏まえて、現実的ではないと考えているようだ。フロム・ソフトウェア作品の目隠しプレイといえば、『SEKIRO』を目隠しでクリアした猛者もいる(関連記事)。今回の挑戦者は、『SEKIRO』の目隠しクリアプレイヤーとは別人。世界には、修羅じみた猛者ゲーマーたちが数多くいるということだ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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