Windows 11に新機能「Controller bar」が導入へ。直近プレイしたゲームの再開に特化


マイクロソフトは5月6日、Windows 11のゲーム向けの新たな機能として「Controller bar」を発表した。Windows Insider ProgramのDevおよびBetaチャンネル登録者向けに、同日より提供しテストを開始する。


今回発表されたController barは、Xbox Game Barに導入される新機能だ。Xbox Game Barは、Windowsロゴキー+GキーもしくはXboxコントローラーのXboxボタンを押すと呼び出せるゲーム向けウィジェット。ゲーム画面の録画やスクリーンショットの撮影、フレームレートなどのパフォーマンス表示、ソーシャル機能など、さまざまなウィジェットをカスタマイズして表示できる。

Controller barは、ゲームをプレイしていない状態でXboxコントローラーのXboxボタンを押すと、従来のXbox Game Barの代わりに表示されるという。1ウインドウのシンプルなインターフェースとなっており、そこには直近プレイしたゲームが最大3タイトルまでさかのぼって表示され、最近利用したSteamやXboxアプリなどのゲームランチャーも合わせて表示される。ここから直接ゲームを再開できる仕組みのようだ。

また、ゲームをプレイしていない状態でWindowsロゴキー+Gキーを押すと、直近プレイしたゲームは左端にまとめられ、Xbox Game Barのほかの各種設定のアイコンがメインに並ぶかたちで、Controller barが表示される模様である。


なお、ゲームプレイ中にWindowsロゴキー+GキーもしくはXboxコントローラーのXboxボタンを押した場合は、従来どおりのXbox Game Barが表示される。Xbox Game Barのウィジェットには、主にゲームプレイ中に利用するものが揃っているため、非プレイ時はシンプルにまとめつつ、ゲームの再開に利用できるものにしようという判断なのだろう。UIについては、コントローラーでの操作のしやすさも考慮しているとのこと。

Controller barは、Windows Insider ProgramのDevおよびBetaチャンネル登録者向けにテスト中。今後ユーザーからのフィードバックを受けながら開発が進められ、正式採用が決定すれば一般ユーザーにも提供されることになるだろう。