miHoYoの広報担当は5月5日、『原神』Nintendo Switch版について、開発は続いていると海外メディアの問い合わせを通じてコメントした。開発中止の噂もあがっていたが、その噂を間接的に否定したかたち。
『原神』Nintendo Switch版は、2020年1月に発表された。配信時期は「Coming Soon」となっていたことから、モバイル/PC/PS4といったハードのリリースにあわせて展開されることが期待されていた。しかしながら、発表から2年が経過しても、Nintendo Switchにはリリースされていない。
そして2022年春になり、Nintendo Switch版が開発中止になったとの噂が立ち込めることとなった。きっかけは、Twitterユーザーけっぴーくらふと氏の報告。公式YouTube動画の概要欄から、「対応予定OS:Nintendo Switch」の文言が消えたと伝えたのだ。Wayback Machineの履歴を見るに、たしかに4月18日時点では、ストーリーPV「雪晴れに綻ぶ椿」の概要欄から「対応予定OS:Nintendo Switch」との記載は確認できない。
その後「対応予定OS:Nintendo Switch」の記載は概要欄に復活。しかしながら、この不自然な消失と復活によって、Nintendo Switch版がひっそりと開発中止になったのではないかと、国内外で騒がれることとなった。
しかし海外メディアGoNintendoが、miHoYoにNintendo Switch版の開発中止の噂を尋ねたところ、「開発は続いている」との回答を受け取ったとのこと。「開発が進み次第、さらなる情報を伝える」としている。それ以上の情報は得られなかったそうだが、ともかく開発中止にはなっていないことが確認された。
とはいえ、「Coming Soon」からの2年沈黙というのは、並々ならぬ状況だ。実際のところ、いつ配信されるかも不透明。『原神』Nintendo Switch版ははたして本当にリリースされるのだろうか。今後の動きについては、公式発表を待つほかないだろう。