Steam向け脱出パズルゲーム『Escape Simulator』売り上げ100万本突破。じわじわと人気博す

 

デベロッパーのPine Studioは5月2日、現在Steamにて販売中の脱出パズルゲーム『Escape Simulator』について、売り上げが100万本を突破したと発表した。本作は、昨年10月にPC(Steam)向けに配信。ローンチからから約7か月にて大台を達成した格好だ。

Steamのユーザーレビューでは、本作は現時点で94%が好評とする「非常に好評」を得ており、高い評価を獲得している。一方で本作の同時接続プレイヤー数を見てみると、特別多数のプレイヤーで賑わっているわけではない様子。とはいえ、ほぼ一定の数値で安定して推移しているため、根強い人気があるのだろう。これまでのピークとしては、昨年末に6000人を突破。同じタイミングでTwitchでの視聴者数が大幅に急増しており、配信人気の高まりが反映され、また本作の売り上げにも結びついたようだ(SteamDB)。

『Escape Simulator』は、ソロあるいはオンライン2人協力プレイに対応する脱出パズルゲームだ。古代エジプトの迷宮や宇宙船、あるいはとある邸宅を舞台に、ステージからの脱出を目指す。ステージ内にはさまざまなパズルやオブジェクトが存在し、それぞれが示す意味を読み解くヒントを探し出して、パズルを解いていくのだ。

また、独自の脱出ルームやパズルを設計・共有できるルームエディターも収録されている。ルームエディターを通じては、これまでに2500種類以上の脱出ルームが、プレイヤーによって作成されているという。今回、本作に向けては最新アップデートが配信されており、ルームエディターにはコンフィグ画面の追加やツールチップの拡張、バグ修正などがおこなわれている。

アップデートではさらに、マルチプレイ用のボイスチャット機能が追加。また、テクスチャの品質を調整可能としたり、メインメニューでのRAMの使用量を減らしたりと、動作の安定性にかかわる改善もおこなわれた。詳しくはパッチノートを確認してほしい。

このほか、新規の脱出ルームも追加されている。開発元Pine Studioの過去作である『Cats in Time』をテーマにした脱出ルームとなっており、同作に登場するティム・エッジャー教授が発明したタイムマシンを、30分以内に修理することが目的となる。修理を試みる際には奇妙な問題が発生するとのことで、やはり頭をひねるパズルが待っているようだ。また、ステージ内には300匹以上の猫が隠れており、それらを探すことも求められるそうだ。

『Escape Simulator』は、PC(Steam)向けに配信中。ゲーム内は日本語表示に対応している。なお、本作は5月10日まで20%オフの1216円で購入可能となっている。