Steam2022年3月のトップリリース公開。『Core Keeper』『ヒーローズアワー』など売上好調インディータイトルが並ぶ 

 

Valveは4月30日、2022年3月のトップリリース20作品を公開した。リリース後2週間の売上を元に、毎月上位20作品が紹介される本シリーズ。今月のリストには、インディータイトルが複数ラインナップされたほか、大型タイトルも顔をそろえている。 

インディータイトルとしては、まず早期アクセス配信中の洞窟サンドボックス・アクションゲーム『Core Keeper』がランクイン。『Core Keeper』は、自動生成される地下洞窟を舞台にするサンドボックス・アクションゲームだ。プレイヤーは、コアと呼ばれる古代の遺物がある場所に拠点を設立。壁を掘り進めながら行動範囲を拡げていき、新たな部屋や通路を発見していく。資源を集めて、拠点を発展させるのだ。同作は3月8日の早期アクセス配信開始以来好調な売上を記録しており、3月22日には売上50万本突破を報告。ピーク時には3万4508人という同時接続プレイヤー数を記録した(SteamDB)。サンドボックスゲームとしての手堅い作りが評価されているようだ。
 

 
くわえて、3月2日にリリースの『ヒーローズアワー』もランクイン。同作は、ターン制のゲームプレイとオートバトルを組み合わせた戦略ゲームだ。プレイヤーは、プレイするたびにランダム生成されるマップを探索しクエストをこなす。マップ上ではアイテムや資源などを獲得できるほか敵もおり、ポイントを消費しながら移動。そして移動ポイントがなくなったら、敵のターンに交代だ。接敵するとバトル用のマップに移行し、バトルは自動でおこなわれる。ユニットは合わせて177種類、ヒーロースキルは50種類収録。バトルなどをこなしながら、軍勢を充実・強化させていくのだ。同作は発売から3日間で6万本以上の売上を報告。個人スタジオ制作のタイトルとして大きな成功を収めた。 
 

 
このほかには、4月1日にリリースされたモンスター育成RPG『Coromon(コロモン)』も名前を連ねている。同作ではフィールドを探索し、モンスターを捕獲および育成。さまざまなバイオームを探索し、コロモンたちと共にバトルするのだ。ときには複数のコロモンたちと戦うなど、特殊なバトルシチュエーションも用意されている。『ポケモン』リスペクトゲームでありつつも、戦闘時の“わざ”使用などにおいてスタミナを意識する必要があるシステムを導入。育成においては個体ごとの成長幅も大きいなど、独自のエッセンスも盛り込まれている。同作は小規模スタジオの完全新作であるものの、ピーク時同時接続プレイヤー数は4026人を記録。光るタイトルとなった。 
 

 
このほか、大型タイトルもいくつかランクインしている。3月17日には『ペルソナ4 ジ・アルティマックス ウルトラスープレックスホールド』Steam版がリリース。『ペルソナ4』や『ペルソナ3』のキャラクターが集結しバトルを繰り広げる2D対戦格闘アクションをベースに、UIをはじめとするグラフィックの解像度を向上させたリマスター版である。3月25日にはTango Gameworksが手がけた『Ghostwire: Tokyo』が発売。超常現象により人が消えた渋谷にて真相を追う、アクションゲームだ。3月30日には『DEATH STRANDING DIRECTOR’S CUT』がリリース。小島秀夫監督が手がけた、アメリカをつなぐ「配達ゲーム」決定版が3月のトップリリースとしてランクインした。 

ほかの2022年3月のSteamトップリリースはこちらから確認可能だ。